キャットタワーの下に入り込んだ1匹のねこ。どうやら、目の前にぶら下がる紐が気になっているようです。次の瞬間、左前足を伸ばしてタッチしようとしますが一歩届かず……ゴロンと寝転がってしまいました。その愛らしい姿が、X（ツイッター）で1.2万件の“いいね”を集めています。話題になった動画について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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あと一歩届かないねこ　キュートな振る舞いに悶絶する声続出

「自分の手の長さを間違えたみたいです」

　そんなコメントとともに投稿された1本の動画。そこには、キャットタワーの下でじっと紐を見つめるねこが映っています。

　狙いを定めると、左前足をぐーんと伸ばして紐をつかもうとしますが、あと少し届きません。ねこは勢い余って、仰向けに寝転がってしまいました。

　この動画がXで公開されると、1.2万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「回転レシーブ！　……う、届かん（笑）」「頑張っている姿かわいい」「かわよ　届いてない」「そこがまた、そそられるのよねえ　届きそうで届かない」など、かわいらしい仕草に夢中な人たちの声が寄せられています。

あの手この手でアプローチを続けたひまりちゃん

　飼い主さんのおうちには、マンチカンの女の子で3歳5か月の「ひまり」ちゃんと、スコティッシュフォールドの男の子で3歳2か月の「むぎ」くんが暮らしています。

　今回の主役は、ひまりちゃん。ぱっちりとしたまん丸おめめがチャームポイントです。小柄でツンデレなところも魅力だといいます。

　注目を集めた動画が撮影された日、ひまりちゃんはいつものように、キャットタワーの一番下にいました。

　飼い主さんいわく、ひまりちゃんは「細くてピロピロしたもの」が大好き。そうしたものを持っていると「ヒャン」と鳴いて欲しがるといいます。この日は、飼い主さんがひまりちゃんのために購入したというカーテンをまとめるマジックテープのようなものを、キャットタワーの目につく場所に取りつけたそうです。

　すぐに気づいたひまりちゃんは、左前足を伸ばしつかもうとしましたが、あと少し届かず……。そのまま“へそ天”になると、なおもテープをつかもうと両前足をバタつかせて奮闘していたそうです。

「ひまりの手は短く、むぎと比べると3分の1くらいしかありません。2匹がけんかになると、ひまりはいつも、むぎに羽交い締めにされています」

　こうして、ひまりちゃんは30分ほど“ひとり遊び”を続けていたそうです。

「手前にあるクッションに移動して攻めていましたが、やはりあまり届いていませんでした。ギリギリ触れるのが好きみたいですが、触れてもいません……。このあと放置していたら、夜中、みんなが寝静まったあと“ひとり”で遊びながら、めちゃくちゃ鳴いていました」

　かわいらしい“ひとり遊び”を披露したひまりちゃん。これからも飼い主さんやむぎくんと一緒に、幸せな時間を過ごしてほしいですね。

○取材協力：亀ぽま（@himaritomugi）さん

（Hint-Pot編集部）