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「日本大好き」 コンビニおにぎりと“格闘”する海外記者に3万人反応 広がる親切の輪
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連日熱戦が繰り広げられている東京五輪。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」では、SNSで反響を集めた話題からこの機会に知ってほしい選手やちょっとほっこりするネタなどをお届けします。今回は来日中の記者が“助け”を求めたユニークな投稿について。外国人からも人気のコンビニおにぎりに悪戦苦闘する様子が、国内外から多くの反響を呼んでいます。
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特殊な包装の開け方を教えるリプライが殺到
海外からの入国が制限される中、東京五輪の取材で来日しているメディア関係者は約1万6000人。記者たちは競技結果のみならず、コロナ禍という特殊な環境下での過ごし方などを積極的に発信し、大会の盛り上がりに華を添えているようです。
中でも話題になっているのは、カナダの公共放送局CBCでリポーターを務めるアナスタシア・バクシスさんのツイッター投稿。元スピードスケート選手のバクシスさんは、冬季五輪に2度出場した経験を持つオリンピアンでもあります。
バクシスさんは日本語で「助けてください」とメッセージを添え、1本の動画を公開。そこにはコンビニおにぎりのパッケージを四苦八苦しながら開く様子が収められています。日本のコンビニおにぎりは外国人旅行者にもなじみが深く人気の商品。しかし、パリパリの海苔を楽しむために工夫された特殊な包装に、外国人が悪戦苦闘することも多いようです。
動画の中では「これらは私の日本でお気に入りのもの。1ドル程度のライスボールです。私はとってもダメな人間だから、どこが間違っているか誰か教えて」と実況。パッケージの手順通りに開こうとしていますが、途中で失敗して海苔の角がうまくフィルムから離れず、残念にも破れてしまいました。
これは日本人でも失敗しがちなところ。最後には「哀れだわ……。助けてね」とつぶやき、その難しさを伝えています。
投稿は大きな話題になり、国内外から3.7万件もの“いいね”が。また、開け方を解説する動画やイラスト、「頑張って」といった声援が殺到しました。
親切なリプライ(返信)に対し、バクシスさんが「日本が大好きです」とお礼を返す場面も。日本のソウルフード・おにぎりが広げた親切の輪。多くの日本人が、来日した外国人に「日本を楽しんでほしい」と願っていることが伝わってきます。
(Hint-Pot編集部)