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ペットのエビが掃除していた驚きの場所 「有能すぎない?」と飼い主は仰天 3.7万人が注目した行動とは
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きれい好きといわれるテナガエビ。長い脚を器用に使って、体についたゴミや水槽の苔などを掃除します。しかし、思いがけない場所まで掃除をするテナガエビがX(ツイッター)で大きな話題に。なんと、殻の中に自分の脚を入れてゴシゴシとこすっているのです。投稿者のガウ(@rebel250s_new)さんに詳しいお話を伺いました。
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2本の足で器用に掃除をするオニテナガエビ
「生き物いろいろ大好き野郎」を自称するガウさん。飼育している生き物は、なんと20種類に及びます。ヒョウモントカゲモドキなどの爬虫類9匹、アマガエルなどの両生類14匹、アジアンフォレストスコーピオンなどの奇蟲11匹、そしてアクアリウムでオニテナガエビ1匹を飼育しているそうです。
Xで大きな話題になったのは、ガウさんが「オバサン」という愛称で呼んでいるというオニテナガエビ。約1年前から飼育しているメスの個体です。
「え、あなた殻の中も掃除できるの? 有能すぎない?」とコメントが添えられた動画には、きれいな水槽の中でまったりとすごすオバサンの姿が。よく見ると、半透明の殻の中に脚を2本も差し込んで、しきりに動かしています。
ひとしきり動かすと、片方の脚を殻の外へ。そして、背中についた緑色の苔をつまみ取るように、小さなハサミを開いたり閉じたりしながら掃除しています。
投稿には3.7万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「気持ち良さそう」「貴重な映像ですね」「ヤバイ 殻の内側ゴシゴシしてるし、背中もかいてる エビってなんなん!?」「えっ、そこ……体内じゃないの……?」など、驚きの声が寄せられています。
実は甲羅の下にあるエラを掃除中
殻の中に差し込まれた脚は、一見するとぎょっとしてしまいますが、実は甲羅の下にエラがあり、そのお手入れをしているようです。心臓などがある部位とは分かれているため、内臓を傷つけてしまう心配はありません。
実はこの動画を投稿する以前から、ガウさんはこうしたエラ掃除の様子を見かけていたといいます。しかし、「何かを掃除しているんだなぁ」と思いはしたものの、どの部位を掃除しているかは知らなかったのだとか。今回の反響を受けて寄せられた引用リポストを読んで、オニテナガエビが殻の外側だけでなく、エラも掃除することを初めて知ったそうです。
今回の投稿をきっかけに、「今、生き物を飼育していない人も、生き物の飼育の楽しさに興味を持ってもらえたらうれしい」とガウさん。とくに、オニテナガエビはなんといっても大きさが魅力だと語ります。実は、オニテナガエビはハサミを除いた体長が最大30センチにもなる、世界最大級の淡水テナガエビ。ハサミまで入れると、大きいものでは1メートル近くになるというから驚きです。
とはいえ、安易なお迎えは禁物。オニテナガエビは東南アジア原産で、適正な水温で育成するにはサーモスタットなどでの温度調整が必要です。興味を持った人は、十分に下調べをしてからお迎えをするようにしましょう。
(Hint-Pot編集部)