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「不在時に置き配利用したい?」2000人に調査 3人に1人が否定派、防犯上の懸念も

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・鍬田 美穂

牛乳配達や生協の個配など昔からある「置き配」 浸透する一方でデメリットも

買い物の負担を減らせる食品の個人宅配(写真はイメージ)【写真:写真AC】
買い物の負担を減らせる食品の個人宅配(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 すでに浸透しつつある置き配。割と最近、認知された言葉ですが、実は新しいものではないと宮武准教授は指摘します。

「瓶入りの牛乳が自宅に届く牛乳配達は明治時代から。生活協同組合が食品を届ける個人宅配は、北海道で1981年に開始されるなど、食品を中心にした置き配は昔からありました。新しいものと思い、不安を覚える人もいるかもしれませんが、日本人の生活に長く密着してきた荷物の受け取り方法のひとつなんです」

 そうした背景はあるものの、置き配に課題がないわけではありません。今回のアンケートでは、メリットだけでなくデメリットと感じている点も調査。

置き配のデメリットは?【画像:Hint-Pot編集部】
置き配のデメリットは?【画像:Hint-Pot編集部】

「置き配のデメリットはどんな点だと思いますか?(複数回答可)」については、「荷物の盗難・破損」が肯定派86.8%、否定派92.7%と大多数が懸念を示しています。

 メリットは肯定派・否定派の項目順位は同じでしたが、デメリットは2位以降が異なる結果に。「指定場所と異なるリスク」が肯定派23.9%で2位に対し、否定派は32.1%で3位。「予定通りに配送されるか」は肯定派20.0%で3位に対し、否定派は23.1%で5位。

 さらに、「不在時に人が敷地内に入ること」が肯定派19.2%で4位に対し、否定派は32.2%で2位。「直接、荷物を受け取れない」が肯定派9.5%で5位に対し、否定派は29.8%で4位となり、肯定派と否定派でデメリットと感じる傾向に違いがみられました。

専門家が語る課題とデメリットの軽減策

 また、「置き配を実際に利用してネガティブに感じたエピソード」の記述回答では、「隣人が置き配で盗難に遭ったときに疑われた」「盗難・紛失のリスクがあり、実際に手にするまで不安になる」といった盗難の被害やリスクのほか、「不在だとわかる」など防犯上の懸念を示す意見が多くみられます。

 さらに、「雨の日に配達物が濡れてしまった」「暑さや直射日光による商品の劣化が心配」など、屋外に置かれるための破損や劣化の可能性、「包装された商品でも、直接地面に置くことは衛生面が気になる」といった声が。「間違った家の玄関に置かれてしまった」「他人宛の荷物が自分の家に置き配されていた」など、誤配についての意見も多数ありました。配送事業を行う各社も、誤配についてはQ&Aページなどで誤った荷物が届いた場合の対応方法をアナウンスするなど、課題感を持っている様子がうかがえます。

 こうしたデメリットに、宮武准教授はまず「置き配とオートロックは相性が悪い面など、安心と置き配の両立は課題のひとつ」と指摘。そのほかのデメリットについても、軽減策の提案を交えて解説してくれました。

「置き配は『コストがかからない受け取り方法』というメリットもある一方、屋外に荷物を置くため盗難や破損のリスクが生じる面も。ただし、宅配ロッカーの設置、オートロックを通過できるようにするスマートキーの導入などは、大きなコストがかかります。

 盗難や荷物の破損、汚れを防ぎたい方は、折りたたみ式のカギ付き置き配バッグなど、高くないアイテムの導入を検討してみてください。また、誤配は表札に名前がない家庭が増えているのが、要因のひとつ。プライバシーや防犯との兼ね合いはありますが、表札に名前を出すと誤配は減るはずです」