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みんな“誰かの大切な人” 宅配需要の拡大で疲弊する配達員を描いた漫画が大反響 「他人を思いやる気持ちは忘れたくない」

著者:Hint-Pot編集部

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漫画のワンシーン【画像提供:しばたま(shibatamaa)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:しばたま(shibatamaa)さん】

心ない言葉を浴びせられることも それでも頑張れる理由とは

 アイスのパッケージデザインなどを手掛け、ゆるっとした絵柄がクセになるイラストレーターのしばたま(shibatamaa)さん。フォロワーの体験談を元にした漫画をインスタグラムで発信し人気を博しています。今回は募集したエピソードではなく、宅配便の配達員のご主人を持つ女性から送られてきたメッセージで知った現状を、多くの人に知ってもらいたいと描きました。

 ◇ ◇ ◇

「みんなに読んでほしい話」と題された漫画は、配達員の男性が自宅でため息をつくシーンから始まります。新型コロナウイルスの流行が本格化するにつれ、繁忙期並みの忙しさになったという物流の現場ですが、通常の繁忙期とは違い、終わりの見えない忙しさに疲れているという、その男性。

 さらには、配達に行く先々で心ない態度や言葉をかけられることが少なくないそう。不安やストレスを抱えながらも、それでも自分たちが働かなければ大勢が困ってしまうという気持ちで、自分を鼓舞し、毎日仕事に向かっているといいます。

 しかし、物語はここで終わりません。ひどい態度を取る人がいる一方で、マスクやタオル、お弁当といった差し入れとともに、感謝の気持ちを伝えてくれる人たちもいます。気が滅入ることもありますが、こうしたことがあるからまた頑張れると、男性は奥さんに向かって話します。

 この漫画には、家族を守るために過敏になっている人と同じように、配達員さんもまた「誰かの大切な人」であることは忘れてはいけないというメッセージが込められています。

「このような状況で不安なのはみんな一緒で、ついつい配達員や店員さんに強く当たってしまうのかもしれませんが、今一度考えてから行動できたらいいですね」と、作者のしばたまさん。

「こういうご時世だから、他人を思いやる気持ちは忘れたくないですよね」「自粛をしている人たちの影で、自粛生活が上手く回るように努力してくれている人がいる事をもっとしっかり理解するべき」「感謝の気持ちをちゃんと言葉で伝えようと思いました!」など、たくさんの感想が寄せられ、中には感謝の気持ちを伝えるために工夫していることや、配達員の負担を減らすために無駄な配達を減らしたり、置き配を心がけているといったアイデアもたくさん寄せられました。

(Hint-Pot編集部)