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「とても意識が高いと感じたわ」 ベジタリアンのドイツ人が日本で感動した街とは 初日に食べた意外なものも
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インバウンドに対応したベジタリアン対応メニューの拡充は、観光事業にとって大きな課題になっています。初めて日本に来たというドイツ人女性も、最初は食べるものに苦労し、かわいらしいスイーツでお腹を満たしました。しかし、観光するなかで「とても意識が高い」と感じた街と出会ったといいます。
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日本の食事に戸惑った理由 「意識が高いと感じた」街も
お話を聞かせてくれたのは、原宿で道に迷っていたところだったという、ドイツ人カップルのシュテフィさんとデニスさん。今回の旅行で、初めて日本にやってきたそうです。滞在は22日間の予定。長野県や山梨県、岐阜県、京都府、広島県、そして最終目的地は九州地方と、日本各地を訪れる計画をしていると教えてくれました。
そんなふたりですが、シュテフィさんは少しだけ、不自由していることがあるそうです。それというのも、シュテフィさんは肉や魚介類などの動物性食品を食べない「ベジタリアン」。日本の食事は、肉や魚でだしを取っていることが多いため、見た目には入っていなくても、注意が必要だといいます。
世界中の料理が食べられるといわれる日本ですが、ベジタリアンメニューやハラルフードなどを取り扱う店は、まだまだ一般的ではありません。しかし、話を聞いた前日に訪れた鎌倉では、シュテフィさんが安心して食事ができる素敵なレストランに出会うことができたようです。
「鎌倉では、豆腐が入ったうどんを食べたの。鎌倉にはベジタリアンでも食べられるレストランがたくさんあって、とても意識が高いと感じたわ」
初日は勝手がわからず… 口にしていたかわいい食べ物
ちなみに、滞在初日は勝手がわからず、「甘いものだけ、食べていたの……」とシュテフィさん。そう言って見せてくれた携帯画面には、カラフルな食べ物が写っていました。
東京スカイツリー・ソラマチ内にある「カービィカフェ」を訪れたふたり。そこで、人気キャラクターのカーヴィをモチーフにした、かわいらしいカスタードパオを食べたそうです。
スイーツでなんとか初日を“乗り切った”シュテフィさん。自分に合う食べ物を見つけられるようになって、本当に良かったです。これから訪れる土地でも、野菜や海藻などを中心にした、おいしい日本の料理を楽しめますように!
(Hint-Pot編集部)