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小さすぎる天ぷら御膳 本物そっくりのミニチュアフードに驚きの声 「巨人の指なんですよね?」
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カラッと揚がった天ぷらや、丁寧に面取りされたカボチャの煮物にふろふき大根、味が染み込んだアツアツの肉豆腐など、豪華な和食がお膳に並んでいます。どれもおいしそうですが……。実はこれ、レジンや樹脂粘土などで制作されたミニチュアフードです。本物そっくりな驚きのクオリティはX(ツイッター)上で話題に。投稿者でミニチュアフード作家のはらぺこ文鳥@ミニチュアフード(@hara_hetta0725)さんに詳しいお話を伺いました。
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揚げたて天ぷらのサクサク感も完璧に再現!
「旅館で絶景露天風呂とか入ったあとに食べたい」
そんなコメントとともに、はらぺこ文鳥さんが投稿した1枚の写真。そこに写っているのは、全7品が並ぶ豪華な天ぷら御膳です。
しかしよく見ると、写真の左側には大きな親指と人差し指が……。さらに、ハッシュタグに注目すると、「#ミニチュア」「#樹脂粘土」「#レジン」「#オーブン陶土」と書かれています。どうやらこのお膳に並べられたおいしそうな料理は、樹脂粘土などで精巧に作られたミニチュアでした。
「陶器にもこだわった新・彩り天ぷら御膳、めちゃ素敵かもしれない。旅館で絶景露天風呂とか入ったあとに食べたい」
そんなコメントが添えられた投稿は大きな反響を呼び、3.2万件を超える“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「これ……指は巨人の指なんですよね……?」「天ぷらがサクサクしてそうですごいおいしそう」「なんやこれ! 国宝認定!!!」「お料理の盛り付け参考にもなる」など、本物以上のおいしそうなリアル感に驚きの声が寄せられています。
制作期間は2週間 器にもこだわった新・彩り天ぷら御膳
このミニチュア御膳を作ったのは、ミニチュアフード作家のはらぺこ文鳥さん。ハンドメイド・クリエイターの作品を販売するマーケットプレイス「Creema」でも、はらぺこ文鳥さんが作るミニチュアフードや、食品サンプルのアクセサリーは大人気です。
今回Xに投稿したミニチュア御膳について、こだわりポイントなどを伺いました。
「街中にあるお店のメニューなどを見たり、調べたりして、自分が食べたいと思う組み合わせを御膳に詰め込みました。もっともこだわった部分は、揚げたての食感をイメージしてもらえるような天ぷらの衣の質感。そして、ミニチュア料理を盛り付けた器も、本物の陶器のように凝ったデザインに仕上げました」
器をよく見ると、茶碗や汁物のお椀、主菜の皿、副菜の小鉢、小皿など色合いや模様にそれぞれ違いが。ミニチュアの和食器が、本物そっくりのミニチュア料理を絶妙に引き立てています。
このお膳を完成させるまでにかかった期間は約2週間。はらぺこ文鳥さんによると「料理には樹脂粘土とレジン、食器にはオーブン陶土を使用しています」とのこと。部位によって材料を使い分けているそうです。
写真に指が写っていなければ、ミニチュア作品だとは思えない「新・彩り天ぷら御膳」。とてもおいしそうで、今にも湯気が見えてきそうですね。
(Hint-Pot編集部)