全米野球記者協会が選出する今季のア・リーグ最優秀選手に輝いた大谷翔平選手。そのインタビュー中、大谷選手に寄り添っていたのは、オランダ産の小型犬として知られるコーイケルホンディエでした。大谷選手とハイタッチをするいぬの姿は多くの人を釘づけに。X（ツイッター）では、その様子をテレビで見た飼い主さんが愛犬と初めてハイタッチに挑戦する動画が話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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「かわいい＆賢い！」　飼い主さんのリクエストに一発で応えたいぬ

「大谷選手のわんこがハイタッチしているのを見て『ハイタッチ！』って教えたことないのに言ってみたらすぐやってくれた。天才か!!!」

　そんなコメントが添えられた動画には、にっこり笑顔のゴールデンレトリーバーが映っています。飼い主さんに手のひらを向けられると、考えながらスッと前足を差し出しました。

　初めてとは思えないほど、スムーズなハイタッチをしてみせたゴールデンレトリーバー。その表情はなんとも得意げです。気持ちを察してくれた愛犬に、飼い主さんの歓喜する声が聞こえてきそうですね。

　奇跡の瞬間を収めた動画がXで公開されると、7000件を超える“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「かわいい……一瞬自分がどんな反応をすべきか考えているっぽいところがかわいい＆賢い！」「間違いなく天才ですね！」「賢いですね。うちのいぬはできませんでした～」「うれしそうな顔でやっている～！」など、称賛の声がたくさん寄せられています。

教えていないハイタッチをマスターしたアルフくん

　見事なハイタッチを成功させたのは、ゴールデンレトリーバーの男の子で2歳の「アルフ」くん。話題の動画が撮影された日、飼い主さんと一緒にテレビで大谷選手のインタビューを見ていました。

　すると、飼い主さんが手のひらを向けて「アルくんもハイタッチやってよ！」と無茶ぶり。テレビに映る大谷選手といぬがハイタッチするのを見ていたアルフくんは、それを真似てみせました。

　飼い主さんは、これまでアルフくんにハイタッチを教えたことはありませんでした。「できないだろうな……」と思っていたこともあり、アルフくんの反応にとてもびっくりしたそうです。

「ハイタッチはバッチリ習得したようです！　おやつがあれば何回でもやってくれますが、おやつがないとなかなかやってくれません（笑）」

「天才だ！」と感じる瞬間は日常にも

　飼い主さんには、これまでにもアルフくんのことを「天才だ！」と感じることがあったそうです。

「私がベビーカーを押し、夫がアルフのリードを持って、家族4人で散歩をします。そのとき、アルフは曲がり角や信号などのポイントで振り返って、ベビーカーに乗った赤ちゃんがちゃんとついてきているかを何度も確認してくれます。アルフに気づかれないように私だけベビーカーを押して角を曲がったことがあったのですが、そのときもすぐに気づいて走って探しにきてくれました。それを見たときも、『天才か!!』と驚きましたね」

　いつも周りをよく見て、賢く行動できるアルフくんですが、いたずらっ子で甘えん坊な一面も。飼い主さん夫婦が赤ちゃんにかかりきりになると、“かまってアピール”をすることもあるといいます。

「たまに、夫のスリッパをくわえて見せにくることがあります（笑）。『あ！　こら！』と言うと、にこにこ顔で逃亡。『赤ちゃんばっかりずるい！』と訴えるように間に入ってくる様子が、かわいくてかわいくてたまりません。『我慢させてごめんよ』と、心苦しい日々です」

　成長していく赤ちゃんとアルフくんが、これからどんな思い出を作っていくのかとても楽しみですね。アルフくんの日常は、SNSアカウントをまとめた情報サイトからもたくさん見ることができますよ。

○取材協力：ALF（@ALF_Golden）さん

（Hint-Pot編集部）