心のこもった出産祝いは、赤ちゃんの誕生を心から喜んでくれていることが伝わり、とてもうれしいものですよね。X（ツイッター）では、弟さん夫婦から贈られたという粋な出産祝いが話題になっています。プレゼントのなかに混じった、見たことがない謎の絵本の正体とは。投稿者のありくい（@arikui_peropero）さんに詳しいお話を伺いました。

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出版社名や発行日に驚きの仕掛けが！

「ものすっっっごいから聞いて!!!」

　ありくいさんは、そんな書き出しで驚きの顛末を投稿しています。投稿に添えられているのは、弟さん夫婦から出産祝いとして贈られたという6冊の絵本が並んだ写真。「いないいないばあ」（童心社刊）など有名な作品ばかりですが、1冊だけありくいさんの知らない絵本がありました。

　そのタイトルは「オミオミ」。20ページ弱の作品で、ギリシャ文字のオミクロン（オミオミ）が転がりながら変化する冒険物語です。すべてのギリシャ文字が登場するため、子どもがギリシャ文字を覚えられる仕組みになっていると弟さんから説明を受けました。実際に読んでみるとこれがおもしろく、ありくいさんはインターネットで情報を探すことに。ところが、何も検索に引っかかりません。

　しばらくそのままにしていたところ、1週間ほどたったある日、弟さんから「気づいた？」と返事があったといいます。意味深なメッセージを受け、ありくいさんは絵本を隅々までチェックすることに。すると、出版社名や発行日、ISBNコードなどに、ありくいさん家族に関係する情報が散りばめられていることに気がつきました。

　なんと「オミオミ」は、弟さん夫婦がデザインした、世界に1冊しかないオリジナル絵本だったのです。ありくいさんがこの感動をXに投稿したところ、瞬く間に3.6万件もの“いいね”が。

　リプライ（返信）には「すごいなー。よく思いつくよね」「幸せなお話！」「完成度とセンスと愛がヤバすぎる」など、称賛の声が殺到しています。

　また、「『オミオミ』欲しいんだけど」「おもしろそうだから買おうと思ったら買えないなんて」など、絵本を購入したいという声も多くみられました。