どうぶつ
「眠たいけれど寝たくないいぬ」に1.5万人釘づけ 絶対に寝落ちしたくない理由にほっこり
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保護主さんの腕に抱かれて、うとうとするいぬ。寝落ちしそうになると、ハッとして目を覚ますものの、再びまぶたが下がってきます。まるで人間の赤ちゃんのような愛らしい姿がXで公開されると、1.5万件の“いいね”が。実はこのとき、どうしても眠りたくない事情がありました。眠気と闘ういぬの真意について、保護主のヨシモフ郎(@yosimofurou)さんに詳しいお話を伺いました。
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眠いけれど寝たくない 心の中のせめぎ合いを体現したいぬ
「仕事に集中したいから早く寝てほしいモフ郎と眠たいけれど寝たくないいぬの攻防」
そんなコメントが添えられた動画には、ヨシモフ郎さんに抱かれて今にも寝落ちしそうないぬが映っています。
いぬは時折、後ろにのけぞって寝てしまいそうになりますが、すぐに覚醒。ところがしばらくすると、再びこっくりこっくりと船を漕ぎ始めました。ヨシモフ郎さんの腕の中で、いぬは気持ち良さそうな表情を浮かべています。
この動画がXで公開されると、1.5万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「わかるわかる その気持ち良さとの攻防戦」「睡魔と闘うわんちゃんかわいい おっととなっている」「かわいすぎます 癒やしをありがとうございます」「人間の子どもみたい」「なでなでしたい」など、さまざまな反響が寄せられています。
厳冬のなか“ひとりぼっち”でさまよっていた茶々くんとの出会い
動画に登場するのは、保護犬の男の子で推定年齢6か月~1歳の「茶々」くんです。ビビりで寂しがり屋な性格だといい、初対面の人には警戒モードになりますが、慣れると甘えるようになるそうです。元野犬で、シェルターからお迎えした推定年齢8歳の男の子「ノラ」くんと一緒に、ヨシモフ郎さんのおうちで暮らしています。
茶々くんとヨシモフ郎さんが出会ったのは2022年、雪が散らつく寒い冬のこと。数年前からおつきあいのある保護団体から「吠えて噛む子なので、このままでは保健所に収容されて殺処分になるかも……」と連絡を受けて、里親が見つかるまでヨシモフ郎さんのおうちで預かることになりました。
行くあてもなく放浪していた茶々くん。最初は警戒していましたが、ヨシモフ郎さんが信頼できる人ということがわかると、すぐに心を開きました。おうちでは、ノラくんの隣で“へそ天”になるほどリラックスしていたそうです。
ずっと腕の中で眠っていたい…茶々くんが必死に寝るまいとした理由に涙
話題になった動画は、茶々くんが傷口を舐めるのを防止するため、そしてまだ不安定な精神状態を安定させるために、ヨシモフ郎さんが抱っこをしていたときに撮影されたものでした。
目を細めて、すぐにでも眠りそうな茶々くん。ところがすぐに目を覚まして、睡魔と闘いながら寝るまいとしているのが見て取れます。しかし、茶々くんはヨシモフ郎さんに抱かれながら夢の中へ……。
「深く眠るとベッドに寝かされるので、眠気と闘っていました。そっとベッドに置こうとしたら、すぐにバレました。なので、抱っこしたまま仕事をしました。おかげで、肩も腰も膝もバッキバキになりました。食事やトイレ、お風呂、散歩のとき以外、長いときは12時間くらいずっと抱っこしていたこともあります」
茶々くんがこれほど安心して眠れるのは、ヨシモフ郎さんの献身的な支えがあったからこそ。ずっとのおうちも決まり、茶々くんのこれからの“犬生”は、つらい過去を忘れてしまうほど幸せに満ちたものになるでしょう。
茶々くんやノラくんがヨシモフ郎さんのおうちで過ごす姿は、インスタグラム(mofumofufufufufu)でも見ることができますよ。さらに、漫画家として活躍するヨシモフ郎さんが、茶々くんとノラくん、そして9年前に4歳という若さで虹の橋を渡ったドーベルマンの男の子「ドベ」くんとの出会いや日々の暮らしを描いた漫画「ドベとノラ2 犬が結んだご縁」(KADOKAWA刊)も発売中です。
(Hint-Pot編集部)