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84歳父の死去から4年後 偶然ストリートビューで生前の姿を発見 奇跡的な“再会”にネット感動「絶対にメッセージ」
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生前の父の姿をグーグルマップのストリートビューで発見したというX(ツイッター)への投稿が話題になっています。感動の“いいね”も1万件に迫っています。「父が帰ってきてくれた」と驚いている親孝行の日々(@oyakoukounohibi)さんに“奇跡”の画像にたどり着いた経緯を聞きました。
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家の掃除や修繕、町内会の仕事 父の生活を象徴する1枚
「父が亡くなって4年後、偶然見つけたストリートビューの、生前の父の姿」と題して投稿された1枚の写真。そこには年配の男性が自宅付近で作業する姿が写っています。親孝行の日々さんはこう明かしてくれました。
「何気なく家の近所のストリートビューを見ていた時に、過去の画像も閲覧できることに気付いてこの写真を見つけました。Xには1枚しか投稿していないのですが、別アングルの写真がもう1枚あります。いずれも見付つけた時には本当にびっくりして84歳で亡くなった父が帰ってきてくれたと思い、とてもうれしかったです」。
親孝行の日々さんの父親は4年前の2019年5月、コロナ禍直前に死去。「病に倒れる以前の父は家の掃除や修繕、町内会の仕事などを積極的に行うタイプの人でした。写真は近所のゴミ集積所付近で、この辺りの清掃を誰に頼まれるともなくやっていたので、父の普段の生活を象徴する1枚なのです」と人柄をしのびました。
遺品についてはデジタルなものも含めすべて処理した後。「まさかこんな貴重なものが見つかるとは、本当に感謝しかありません」と運命的な“再会”に胸が熱くなったようです。父親の若い頃については「父の生家は貧しくて、山あいの村から30キロ離れた港まで海のものを仕入れに行く『牛引き』の仕事をしていたそうです。それこそ冷蔵庫のない時代は魚を食べる機会なんてほとんどなかっただろうと思います。もっと話を聞いておけばよかったです」とじゃっかんの後悔も明かしました。
今回の投稿には「何と言う奇跡…」「絶対にメッセージですよ。お父さんが守ってくれている」「私も今は亡き愛犬との散歩姿が映っていたことがあって驚き、うれしかったです」「私もひいばあちゃん、写っていました」「自分も父が亡くなった後 探しました」などの反応が続々と寄せられています。
親孝行の日々さんはこうした反響に「多くの方から感動と共感のコメントをいただきました。中には同じように家族を亡くされた方もおり、悲しみを共感できたことはとてもうれしく、また、父との新たな思い出ができた気持ちでいっぱいです。記事になったら年老いた母がとても喜んでくれると思います」と語っています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)