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「のりふみさん」が大人気 急成長遂げた紀文のXフォロワー数 秘訣を聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・白石 あゆみ

「のりふみさん」こと営業企画部の塙拓也さん【写真:Hint-Pot編集部】
「のりふみさん」こと営業企画部の塙拓也さん【写真:Hint-Pot編集部】

 親近感が湧くメッセージや人間味あるコミュニケーションで、多くのファンを抱える企業公式X(ツイッター)アカウントは数知れず。そのなかでも急激にフォロワーを増やしているのが、練り物メーカーの株式会社紀文食品です。ファンとのあいさつや交流を欠かさないという“中の人”、「のりふみ」さんこと同社営業企画部の塙拓也さん。フォロワー増の秘訣は、そんなコミュニケーションの延長線上にある、戦略的な「ハッシュタグ」の使い方でした。

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「企業とお客さんの間の人になりたい」

 32.7万フォロワー(2023年12月8日時点)を誇る、紀文公式Xアカウント。ユーモアあふれるあいさつや、レシピ紹介、そしてほかの企業アカウントとのかけ合いも人気ですが、思わず投稿に添えたくなるハッシュタグも特徴的です。プロフィール欄に記載されているハッシュタグ「#のりふ民」には毎日、商品を購入したという報告や、同社の商品を使ったユーザーのオリジナルレシピが大量に届きます。

 それらのハッシュタグがついた投稿に対し、積極的にリポスト(引用投稿)やリプライ(返信)を送っています。塙さんはハッシュタグを効果的に使うことで、UGC(ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ/客が客を呼ぶ構造)を作ることが大切だと考えているそう。

「お客さんの“おいしい”はとても大切です。企業が紹介しても、そりゃそう言いますよねとなりますが、ユーザーさんがおいしいって言うと信頼度が上がるんですよね。お客さんが言うなら間違いないねって。その人にもフォロワーがたくさんいるじゃないですか。それを見て、買ってみようって思う人がいる」

 このサイクルを作ることで、企業の信頼も上がると塙さん。理想は、「八百屋さんのような立場になる」ことだと語ります。

「これは受け売りですが、八百屋さんがおいしいよ、こうやって調理するとおいしくできるよって言うと、じゃあ買おうってなるじゃないですか。僕も企業の“中の人”ではあるけれど……要は、企業とお客さんの間の人になりたいなって。僕がおいしいよって言うと、お客さんが『この人がおいしいって言うんだったら間違いない』と思ってくださる、その信頼を得るっていうのが一番大事です」

 また、ハッシュタグのちょっと変わった響きにもこだわりがあるそう。

「そのまま『#おでん』だと、画像をつけなきゃいけないのかなってハードルも上がりますよね。ユーモアがある響きだと、ユーザーさんもそのハッシュタグをつけたくなるじゃないですか」