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「のりふみさん」が大人気 急成長遂げた紀文のXフォロワー数 秘訣を聞いた
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直接的な表現も笑いに 塙さんがXで大切にしていること
また、とても意外なのが、塙さんの投稿には「買ってください」など直接的な表現が多いこと。ほかの企業アカウントでは、なかなか書きにくいメッセージです。そこも塙さんならではのコミュニケーションで生まれた、ユーザーとの信頼があるからこそ成り立ちます。
「スペース(音声を使ったXのリアルタイム配信サービス)でラジオ配信をしていたときに、『スーパーマーケットで聞いています』という人がいたんです。そこで『今すぐ練り物売り場に行って』『魚河岸あげ(R)を買って』と言ったら、とても盛り上がって」
この経験から、リアルタイム参加型の楽しいノリで、商品を購入してもらうことにつなげることの大切さにも気づいたそう。こうした直接的な営業方法は「ダイレクトマーケティング」といいます。塙さんはそれをあえて隠さず、むしろ「#ダイレクトアタックマーケティング」と、必殺技のような名前をつけてハッシュタグにしました。そして、このハッシュタグも、ほかの企業アカウントが真似をするほど大盛況に。
「ときにはこうして遊びますが、投稿の8割は商品紹介です。Xにおいて大切なのは、やはり人として大切なことを守ること。ユーザーさんとの絡みは丁寧に、そして控えめに。もちろん攻撃的だったりネガティブだったりする言動はNGです。常にポジティブを心がけていますね」
塙さんの最終目標は、「フォロワーが10万人を達成したときに誤って『100000万人』と投稿してしまいまして……誤りを事実にするためにも、フォロワー100億人(=1000000万人)を目指しています!」。これからも、ユーザーやほかの企業アカウントと協力した幅広いキャンペーンを計画しています。いつかは商品愛の強い後輩に「のりふみさん」を譲りたいという塙さんですが、目標達成までの道のりはまだまだ遠いかもしれません。これからも塙さんの活躍を見られそうですね。
(Hint-Pot編集部・白石 あゆみ)