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ネコ型配膳ロボットが動かなくなった 男性が頭を触ると…切なすぎる実体験漫画に大反響 「ロボットにすら…」
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コロナ禍で一気に導入が進んだ配膳ロボット。とくに、ファミリーレストランなどで見かけることが多い、猫の形をしたネコ型配膳ロボットの「BellaBot(ベラボット)」は大人気です。しかし、初めて配膳をしてもらうときは、対応に戸惑ってしまうかもしれません。そんな実体験を記した漫画が、X(ツイッター)で7万件を超える“いいね”を集めて話題になっています。作者の青木ぼんろ(@aobonro)さんに詳しい話を伺いました。
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ファミレスで初めて遭遇した「ネコ型配膳ロボット」
サラリーマン生活を送る傍ら、実際に降りかかった日常のさまざまな出来事を漫画に描いている青木ぼんろさん。作品を公開しているXアカウントのフォロワーは6万人以上。9月には、「恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活」(KADOKAWA刊)が出版されるなど大人気です。
今回は、ファミレスでネコ型配膳ロボットと初めて遭遇したときのエピソードを紹介しています。「お待たせしましたニャン」「料理をお取りくださいニャン」とロボットが接客する姿を初めて目にした青木さんは、「すごい時代だなあ」と驚きとともに感心しています。
しかし、運ばれてきた料理をテーブルに取っても、ネコ型配膳ロボットは帰ってくれません。青木さんは隣の席の人が「ネコちゃんの頭の辺、押してたっけ」と思い出し、真似をして頭を触ってみることに……。すると、ネコ型配膳ロボットは予想外の反応を見せ、青木さんは呆気に取られるのでした。
漫画は2つのポストに分けて投稿され、合計7万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「確かに帰らないときあったわ」「ネコロボ、終わったお皿も持っていってくれるんかと思って置いたら延々と居座られたことあるなぁ」「感情があるロボット。ロボットにすら嫌われる時代が来る」「うちも娘が触ったらうれしそうな顔してて、夫が触ったら急に真顔になって『やめて』って言って帰っていきました」などの声が寄せられています。
「楽しげなBGMとともに帰っていきました」
青木ぼんろさんに、当時の様子を伺いました。
Q. 今回のエピソードを漫画にしようと思った理由を教えてください。
「ネコちゃんに拒否され、切なかったので、これは漫画にしようと思いました」
Q. 注文した料理を配膳ロボットから受け取ったあとにどうすればいいのか、気づくまでにどれくらいの時間がかかりましたか?
「5秒くらいですかね」
Q. 配膳ロボットが「ニャアアアア」と叫んで、「触らないでニャン」と言ったのはなぜだったのでしょうか?
「どうやら、頭の周辺を触るとネコちゃんがいろいろとしゃべるみたいです。子どもが触っていたのを見ましたが、『もっと撫でてニャン』みたいなことを言っていました」
Q. 「触らないでニャン」と言われたあと、配膳ロボットはどうなりましたか?
「ネコちゃんの表情が映し出されているモニター部分が少し苦々しい顔の状態になり、楽しげなBGMとともに帰っていきました」
Q. その後、別のお店で配膳ロボットを見たことはありますか?
「子どもがドリンクバーでグラスになみなみ注いで、こぼさないように慎重にゆっくり運んでいるときにネコちゃんが後ろから来て、子どもに対して『通してニャン』と言っていて、子どもが『ちょっと待って!』と言っているのを見ました」
(Hint-Pot編集部)