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「見つかったら離婚される」 妻の留守中に緊急事態 浴槽の大ピンチ救ったネット上のアドバイスとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

妻の留守中にお風呂で…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
妻の留守中にお風呂で…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 妻の留守中に、浴槽で自転車を洗ったところ、汚れが染みつき取れなくなってしまったという投稿がネット上で話題になっています。「見つかったら離婚される」と、ただごとではない様子。その後、どうなったのでしょうか? 投稿したスイス在住のぷろ豚(@hinkyakuchef)さんに詳細を聞きました。

 ◇ ◇ ◇

背景に日本と異なる自転車洗浄の事情

「ちょっと。嫁留守だからチャンスと思いsnsでよく見る風呂場にロードバイク持ち込んで洗うやつ初めてやってみたんだが、浴槽についたオイル汚れが全く落ちない。見つかったら離婚される」

 3日、ぷろ豚さんが浴槽が汚れた写真を添えて投稿すると、8.8万件の“いいね”が集まる反響に。「とりあえずスライディング土下座です」「これありえんわー」「急いでホームセンター行ってください」「無事落ちたのか気になるツイート…」「自転車は、外で洗いましょうw」などの声が寄せられました。

 普段、自転車の洗浄は「ウェス(油や汚れを拭き取る布)で拭き取るぐらいです」というぷろ豚さん。

 思い立って浴槽で洗おうとしたのは、妊娠中の妻が日本に帰国したことがきっかけでした。さらに、日本からすれば意外に思うかもしれませんが、スイスでは珍しいことではないと言います。

「私の住んでいるスイスは公共の場所での洗車行為は罰金対象になりますので、私のような集合住宅民は洗車場に持ち込むか、手取り早くシャワーで…という感じです。浴槽に漬かる人たちではないので抵抗が少ないのかもしれません」

 自然が豊富で、自転車大国でもあるスイス。庭のある持ち家なら外でも洗浄できますが、そうでない場合もあります。まさに”郷に入れば郷に従え”の気持ちで、現地で手軽な方法として認知されているシャワーでの汚れ落としを試してみたというわけです。

食器用洗剤は効果なし…困っていると

ぷろ豚さんのロードバイク【写真:ぷろ豚(@hinkyakuchef)さん】
ぷろ豚さんのロードバイク【写真:ぷろ豚(@hinkyakuchef)さん】

 ただ、やり方はなんとなく分かっていたものの、いざ挑戦してみると、汚れが浴槽についてなかなか落ちません。「このままでは入浴が…」と、大ピンチになりました。

 ですが、その後、投稿に「液体洗濯洗剤を使うと良いですよ!」とのコメントが。さっそく洗剤を変えたところ、あっという間にオイル汚れを洗浄することができたそうです。

「浴槽についたオイルの黒ずみは、食器用洗剤は効果がなかったですが、液体洗濯洗剤と激落ちくんできれいに落ちました」

 もちろん、入浴もできており、一大事にはならず。帰国していた妻は浴槽の様子を見ていないものの、投稿がSNSで話題になったため、自ら報告したそうです。離婚に発展することもなく、ぷろ豚さんは胸をなでおろしました。

「日本人とお風呂の関係は密接」と実感

浴槽で自転車を洗浄した【写真:ぷろ豚(@hinkyakuchef)さん】
浴槽で自転車を洗浄した【写真:ぷろ豚(@hinkyakuchef)さん】

 浴槽の洗浄途中だったとはいえ、投稿には妊娠中の妻への影響を心配する指摘もありました。ぷろ豚さんは「指摘されたように、妊婦と胎児を危険にさらしかねない行為であったことは重く受け止めております」と、話しました。

「オイル汚れについては他にもたくさんのアドバイスをいただいたのですが、割と早期に解決してしまったため他の方法は試せておりません。私からしたらただの『汚れ』ですが、多くの人にはそれが『けがれ』に映るようで、バスタブの交換を強く言ってくる人もいらっしゃいましたね。日本人とお風呂の関係は密接だなあとしみじみ感じました。私もお風呂は大好きですが、不思議とこっちに住んでいるとシャワーのみの生活になってしまいました。いまの楽しみは次の一時帰国で日本の温泉に肩まで漬かり、今年の邪気をはらうことです(笑)」と、結びました。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)