からだ・美容
生理の度にケンカ、閉経後の性欲…パートナーと良い関係を作るために必要なこととは
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:OliviA
性との向き合い方に悩む読者の皆さんから寄せられたご相談に、ラブライフアドバイザーのOliviA(オリビア)さんが優しく回答するこの連載。今回のテーマは【生理に関するあれこれ】です。悩みの内容に個人差はありますが、当事者からするとパートナーや周囲にも状況を理解してほしいもの。お互いが思いやってより良い関係性を作るため、OliviAさんとともにその方法を探してみませんか。
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お互いの体調を2人で共有できているのは素敵なこと
【今回のお悩み1】
「男性です。彼女にPMS(月経前症候群)があり、生理前にイライラするので毎月ケンカになります。どうやって接したらいいのでしょうか?」(Sさん)
彼女の月経とイライラが関係していることを、この相談者の方は理解していますよね。お互いの体調について2人で情報共有できていることを素晴らしいと思います。
女性が月経前や月経中に起こる体調変化はメディアで取り上げられる機会も多く、気にかけている男性もいらっしゃいます。ですが、PMSや月経困難症の症状は人それぞれ。月経痛を伴うイメージも強いですが、痛みはあまりなくむしろ性欲が増すという方もいます。
だからこそ、2人で情報共有できていることが大切。まずはパートナーがどういった気遣いを必要としているのか、月経時ではないタイミングで話し合ってみてはいかがでしょうか。
体調の共有とともに「何をしてほしいのか」を伝える
女性からしてみると、パートナーが良かれと思ってやってくれたことに「その気遣いはいらない。もっとこうしてほしいのに」と、余計にイライラしてしまうこともありますよね。
そのミスマッチでケンカになることも多いので、体調の情報共有とともに、月経時にしてほしいことを先に伝えておくと良いでしょう。
この相談者の方は「ケンカになる」とおっしゃっています。もし口論になってしまうなら、トゲのある言い方や相手をヒートアップさせる“地雷”的な言葉を口にしている可能性があります。毎月のことなので何となく分かる部分もあると思いますので、それを紙に書き出してみてはどうでしょうか。
精神的に落ち着いている状態で話し合うことが大事
カップルの間に悩みがあると、冷静に話し合いができていない時に溝が深まってしまうもの。感情的になって、話し合いがケンカになってしまうケースも多いので、精神的に2人が落ち着いている時に話し合うことが大事です。
紙とペンを用意して、お茶を飲みながらでもいいので「毎月ケンカになってしまうのはお互いにしんどい。どうやってやり過ごせるか一緒に考えよう」と、プランを立てるように書き出してみるといいかもしれません。
ただ、月経の症状やつらさは毎月違ってくるものでもあるので、ざっくりとスタンダードの対策を練っておき、毎月の状況はその都度伝えるというのもポイントです。