生後1日目のポメラニアンの赤ちゃんを見たことはありますか？　「折れたぷるぷるピンク耳」に、「グミみたいにしっとりプニプニの肉球」「ぽんぽこぽんのお腹……」生まれたての赤ちゃんの特徴が描き込まれたイラストが、X（ツイッター）で1.8万件もの“いいね”を集め話題になっています。作者のシュー＆クリム ポメラニアン（@pome_choucreme）さんに詳しい話を伺いました。

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生後1日目のポメラニアンの赤ちゃん　「グミみたいにしっとりプニプニの肉球」

　人間の手のひらに仰向けで横たわる、まだ目が開いていないポメラニアンの赤ちゃん。真っ白な被毛から覗く皮膚は、どこもかしこもピンク色に描かれています。

　耳や手、足、シッポ、鼻などの部位からは線が引かれ、ユニークな説明書きが。「折れたぷるぷるピンク耳」「グミみたいにしっとりプニプニ肉球」「ちっっっちゃい爪！」、「ちーっちゃいのにけっこう力強いあんよ（爪付き）」など、赤ちゃんのときにしか見られない特徴が詳細に書き込まれています。

　愛おしい様子が伝わってくるイラストがXに投稿されると大きな反響を呼び、1.8万件の“いいね”が。リプライ（返信）には、「これもかわいい。上手ですね」「すごい。貴重です」「我が家は2回経験しましたが、本当に尊いですよね」などの声が寄せられています。

「感動で胸がいっぱいになった」　人間にとっても犬にとっても初めて経験した出産

　イラストのモデルになったのは、12月9日に作者さんの自宅で誕生したばかりの、4匹のポメラニアンの赤ちゃん。作者さんの愛犬「クリム」くんと「シュー」ちゃんの間に生まれました。

　実は、今回の出産はシューちゃんにとっても、作者さんにとっても初めてのこと。「いぬの出産に関する本を何冊も購入し、できる限りの準備をしました」と準備万端で出産に臨んだといいます。とはいえ、想像通りにはいかないもので慌てる場面も。それでも「なんとか母子ともに健康な状態で出産を終えられた」とのことです。

「命がけの出産中、シューはずっと奮闘していました。子犬が1匹、また1匹と出てくるたびに、一心不乱に世話をしており、母親の強さを見せてくれましたね。クリムが近寄るとシューが不機嫌になるので、クリムには同じ部屋の離れた位置で待機してもらいました。クリムが出産するシューを心配そうに見つめる……なんてことはなく、マイペースにおやつを食べたりおもちゃで遊んだり、お昼寝したりしていました（笑）」

　作者さんは、イラストのように初めて手のひらに子犬を抱いたときのことを次のように振り返ります。

「大切な愛犬同士の子どもということもあり、感動で胸がいっぱいになりました。小さな体を懸命に動かしてお母さん犬を呼ぶ姿にキュンとします」

伝えたかったのは「しっかりと命や生き物らしさを感じられる」こと

　今回のイラストで作者さんが一番伝えたかったこととは、なんだったのでしょうか。

「ちぃ～～さい体の中に、大人の犬とまったく同じ形の鼻や肉球、小さな爪がちゃんとあるところです。ミニチュアやぬいぐるみのような外見なのに、しっかりと命や生き物らしさを感じられるんです」

　現在、子犬は母になったシューちゃんから愛情をたっぷりと受けて過ごしているそうです。また、作者さんのかわいいイラストは、SUZURIのショップ「ポメポメしゅーくりむ」でオリジナルグッズにもなっています。さらに、LINEの着せかえ「ぽめ（クリーム）」なども人気。今後は、生まれたてのポメラニアン赤ちゃんシリーズの誕生も楽しみですね。

（Hint-Pot編集部）