今週末にクリスマスが迫り、ネット上ではプレゼントにまつわるさまざまな思い出が語られています。そんな中、夫から贈られたネックレスの心温まるエピソードが大きな話題になりました。ネックレスはなぜか、チェーンが不自然なほど細いのが特徴です。そこには子育て中の妻を思う夫の優しさがありました。投稿したいとまき（@itomaki_mac）さんに詳細を聞きました。

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「抱っこした子どもに引きちぎられて終わるよ」

「プレゼントの話題が出る時期で思い出したよ。

まだ子どもが小さい頃、旦那がネックレスをプレゼントしてくれた。当時はお洒落する余裕もなかったし、よりによってこんな細いチェーンのネックレス、抱っこした子どもに引きちぎられて終わるよって言ったら、そう思って店員さんに相談したんだよって」

　12月15日、X（ツイッター）にこう書き出したいとまきさんは、さらに続けます。

「『子どもが小さいけどお洒落させてあげたいって相談したら、店員さんが、これはチェーンが細いのですぐに切れます、お子様がつかんでしまっても奥様の首に傷がつくより先にチェーンが切れますって教えてくれたんだ。切れたらまた買ったらいいよ』って」

　育児に追われるいとまきさんを思い、選んだネックレスでした。

「なんとか切れないで大事に使ってる。
ちょっとおめかししてお出かけする時、ダサダサの肩こり解消磁気ネックレスを外してこれをつける。

子どもは大きくなったのでもうネックレスは掴まない。
彼らがいつか誰かにアクセサリをプレゼントする時が来たら、相手のことを考えて贈ることができたらいいな」

　この投稿には、5.8万件の“いいね”が集まる反響に。「めっちゃカッコイイ旦那さんだ」「二度目のプロポーズみたい」「プレゼントだけでもうれしいのに、店員さんに相談してくれてるなんて」「旦那さん素敵です！店員さんも凄い！」「まぎれもない愛で感動です」など多くの声が寄せられました。

「多くの方にいいねをいただいて、とてもうれしいです」と受け止めたいとまきさん。

　ネックレスをもらったのは、「確か下の子が2歳くらいだったと思います」と、振り返ります。

夫は気配りの人　普段から感じる優しさとは

　2歳と言えば、言葉数も増え、公園を走り回るような時期です。上の子どもの世話もあり、文字通り、子育てに追われた毎日でした。

「当時の1日の子育ては、朝一番に起きて夜遅くに旦那が仕事から帰るまで、義両親と協力しながら子ども中心で規則正しく動くことを心がけていました。食事も着替えも遊びも、子どもの1日は目まぐるしく、あっという間に夜でした。睡眠時間は5時間くらいだったかと思いますが、夜中に子どもが起きることもあり、長くしっかりした睡眠は取れなかった覚えがあります」

　そんなとき、激務の夫から渡された思いがけないプレゼント。受け取ったのは、誕生日の可能性もあり、クリスマスかどうかは「うろ覚えですね（笑）」と言うものの、いとまきさんにとってはかけがえのない宝物になりました。

　夫は普段から、気配りのできる優しい性格だそう。

「旦那の優しさを感じるときは、お礼をはっきりした言葉で伝えてくれるときですね。うちでは家事のほとんどを私が担当しているので、それを当たり前にされてしまうとしんどくなってしまうこともあります。『いつもありがとう、助かってるよ』のひと言で随分気持ちが柔らかくなるなと感じます」と、いとまきさんは夫への感謝を込めました。

（Hint-Pot編集部／クロスメディアチーム）