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ブリーダーの放棄から保護されたねこ 骨折の後遺症を感じさせない“忍者”のような脱走劇が話題に 「猫は溶けるにゃ」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

生後5か月の保護ねこ「あさひ」ちゃん。動画のワンシーン【写真提供:るー(@ricasaeki)さん】
生後5か月の保護ねこ「あさひ」ちゃん。動画のワンシーン【写真提供:るー(@ricasaeki)さん】

一緒に暮らす5匹の保護ねこのなかで最も軟体な「あさひ」ちゃん

 身体能力が高いねこは、驚くほど狭い隙間をスルスルと通り抜けます。頭が通ればねこは通れるという話を聞いたことがありますが、驚くほど狭いスペースを抜けてくる、愛らしいねこの動画が話題になっています。

 ◇ ◇ ◇

「\猫は溶けるにゃ/」

というコメントともにSNSに投稿された動画の主役は、「あさひ」ちゃん。生後5か月の女の子です。あさひちゃんは生後2週間で骨折してしまったため、「商品にならない」とブリーダーに放棄されてしまったスコティッシュフォールドで、保護ねこ団体に助けられました。保護団体の懸命な治療の結果、幸い骨折した足の切断は免れましたが、現在でも患部の痛覚はほとんどない状態なのだそうです。

 そんなあさひちゃんを引き取って育てているのは、るー(@ricasaeki)さん。あさひちゃん同様、ブリーダーが放棄したねこ3匹を含む、5匹の保護ねこと暮らしています。

 あさひちゃんは、他のねこ達よりも身体が柔軟で、それが幸いしたのか不自由な足も可動域が広いため、後遺症をほとんど感じさせることもなく元気いっぱい。動画のようにケージの狭い隙間もするりと抜け出してしまうほどです。

 るーさんが、ハンデのあるねこ達との暮らしをSNSで発信するようになったのは、あさひちゃんを引き取ってからのことだそうです。それというのも、あさひちゃんをレスキューしてくれた保護団体のスタッフの方の、「あさひちゃんの足を切断してたら、引き取り手がいないから自分のウチの子にするところでした」という言葉が胸に突き刺さったからだといいます。

「誰しも障害のあるねこを受け入れるのは躊躇するし、勇気がいります。けれど、不便はあっても楽しく生活が出来るということを、あさひの姿を通して、ひとりでも多くの方に伝わってほしいと思います」と、るーさん。るーさんは、ハンデを抱えるねこ達の実情が広く知られ、少しでも暮らしやすい社会になることを願っています。

 今では家族いち身体が柔らかいというあさひちゃんの華麗なる脱走劇は、多くの人に反響があり、「すごい溶けてますね」「凄く柔らかボディ」「忍者ネコ」など多くの驚きの声が集まりました。

(Hint-Pot編集部)