夫の転勤により米国へ移住し、現在はニューヨーク在住のフリーアナウンサー・荒木優里さん。この連載では、米国生活でちょっと気になった日米の違いについて比較しています。今回からは、近年、世界で人気となっている日本のお酒にフィーチャー。米国に住む外国人に飲んでもらい、味を評価してもらいます。第1回は日本のビール編です。果たして米国人の反応は……。

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2024年も米国ニューヨークからお届け

　あけましておめでとうございます。荒木優里です。みなさまにとって今年一年が素晴らしい年になりますように、そんな願いを込めて筆を取っています。

　日本のお正月は家族で新年を祝うとても大きなイベントですが、米国にお正月はありません。年越しのカウントダウンを行うくらいで、年明けは驚くほどすぐに日常生活に戻ります。

　ニューヨークでは、11月下旬のサンクスギビングからクリスマスまでが大きなホリデーシーズンで、街中が明るく彩られていました。どこへ行っても気持ちが高まる時期が終わってしまったのは寂しいですが、新年もフットワークは軽く、さまざまな経験をするために行動したいと思っています。

4種類の定番ビールを試飲し、10点満点で採点

　さて、今回から検証するのは「日本のお酒に対する外国人の反応」。その初回として選んだのは、ニューヨークでも手に入る「日本の缶ビール」です。

　米国に在住しているスペイン人のサウル、フランス人のアクセル、イタリア人のダビデという、3人のヨーロッパ人に協力してもらいました。日本の缶ビールを試飲してもらい、それぞれ10点満点で採点。率直な感想を聞きました。

　ラインナップは、「キリン 一番搾り」「アサヒ スーパードライ」「サッポロ プレミアム」、そして沖縄のビール「オリオン ザ・ドラフト」の4種類です。日本なら誰もがよく知る定番商品ですが、ヨーロッパ出身・米国在住の3人の好みに合うのでしょうか。感想が楽しみですね！