日本ならではの文化や景色を求めて来日する、たくさんの外国人観光客。日本人にとってはありふれた風景や出来事に、驚きや感動を覚えています。日本の魅力を語る、外国人のリアルな声のなかには、日本に対するリスペクトがありました。いったいどんなものに触れ、心を震わせたのでしょうか。

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「ニューヨークだったらカオス」　外国人観光客の定番撮影スポット

　渋谷のスクランブル交差点は、東京を象徴する風景のひとつとして海外の映画にも登場することもあり、定番の撮影スポットとして大人気です。

　初めて日本を訪れ、実際にその景色を目にして率直な感想を教えてくれたのは、オランダ人夫婦のユッサさんとリンさん。“実物”を目の前に、意気込んでいました。

「思っていたよりも、かなり小さい交差点という印象。とはいえ、このような交差点はオランダにはないけどね。新宿でも似たような交差点があったけど、そこではちゃんと渡ることができたから、この渋谷スクランブル交差点も人にぶつからずにうまく渡れるんじゃないかな。まだ渡っていないけどね（苦笑）」

　また、初めての日本旅行を楽しんでいた、米国人女性のレクシーさんも、渋谷のスクランブル交差点に大興奮。

「あんなに人がたくさんいるのに、みんなどうやって動けばいいのかわかっているっていうのかしら？　これがニューヨークだったらすごくうるさいし、カオス状態なのは間違いないわ」

　四方八方から人がいっせいに行き交うのに、ぶつかる人はほとんどおらず、混沌としながらもどこか整然とした光景は、外国人観光客に衝撃的な印象を与えているようです。