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念願の日本旅行を楽しむイタリア人 滞在初日に食べた“名前がわからない”メニューとは
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訪日外国人が日本で期待することとして、必ず上位に挙がるのが食事。それは、美食の国・イタリアの人にとっても同じようです。悲願の初来日で一人旅を満喫中の男性に、日本でさっそく食べたものを聞いてみました。
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日本の風土とよく似たイタリア
話を聞かせてくれたのは、一人旅を満喫中というイタリア人のマイケルさん。日本に来るのは初めてですが、実はコロナ禍前に訪日を計画していたそうです。
ところが、世界的なパンデミックで断念。今回は念願叶っての日本旅行となりました。全部で15日間の滞在を予定しており、東京は10日間、京都は5日間をかけて、観光する予定だといいます。
マイケルさんの出身地・イタリアはよく知られている通り、細長い長靴のような形をした半島です。北部は寒く、南部は暖かい気候で、日本と同じように四季があります。
火山が多く、海に囲まれたイタリアは、日本と同じように山の幸、海の幸にも恵まれ、季節ごとに旬の食材が楽しめる国です。豊かな食文化を誇っている点も、日本とよく似ていますよね。
「焼き魚、ごはん、みそ汁が一緒のものを食べたよ」
そんな美食の国からやってきたマイケルさん。まだ滞在2日目ということもあり、定番のラーメンや寿司は食べていませんでした。滞在初日は、どのような料理を楽しんだのでしょうか。
「昨日は焼き魚、ごはん、みそ汁が一緒のものを食べたよ。あれはなんていう名前のメニューなんだろう。メニューだけ見ても、なんといっても言葉がわからないから、写真が載っているメニューがあるところに入って頼んだよ(笑)」
どうやらマイケルさんは、焼き魚定食を注文した様子。安くておいしくて、栄養バランスが考えられた定食は、日本の家庭の味を知るにはもってこいの料理です。日本が誇る和食文化のひとつと言っても過言ではないでしょう。
日本では、ファストフード店はもちろん、一般的なレストランや居酒屋でも、写真を掲載したメニュー表をよく見かけます。こうした点も、日本ならではの“おもてなし”精神の表れなのかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)