あっという間に過ぎたお正月休み。Uターンラッシュもピークを迎えています。あおり運転には十分気をつけて安全運転を心がけたいところ。一方、X（ツイッター）では、飼い主さんが運転にたとえた柴犬同士の愛らしい散歩風景が話題になっています。集まった“いいね”は2.9万件以上。当時の状況について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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“あおり運転”する柴犬のショットに反響続出

「悪質すぎるいぬのあおり運転」

　そんなひと言とともに投稿された写真には、散歩中の赤柴と白柴が写っています。壁側を歩いている赤柴に対し、白柴は煽るように幅寄せ。半歩先を進み、おしりでぐいぐいと壁際に追いやっています。

　車でのあおり運転は法律で禁止されていますが、こんなかわいらしい柴犬のあおり運転なら、ずっと見ていたくなってしまいます。

　この写真がXで公開されると、2.9万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「壁側の取り合いw　かわいい」「割り込みからの幅寄せですね」「でもすごい仲良し」「こんな煽りなら大歓迎！」「いぬもドラレコ導入ですかねwww」など、さまざまなコメントが寄せられています。

いぬも人間も苦手だったくるみちゃん　“妹”の餅子ちゃんとは仲良しに

　赤柴の名前は「くるみ」ちゃん。もうすぐ4歳になる女の子です。素敵なお名前は、赤茶色の被毛がクルミの色に似ていたことから付けられました。

　飼い主さんは、くるみちゃんをお迎えしてから、2匹目もお迎えしたいと長らく考えていたそうです。しかし、当時のくるみちゃんはとても神経質で、新しいいぬを受け入れることは難しい状態でした。そこで、飼い主さんはくるみちゃんを連れてドッグトレーナーの元でトレーニングを受けることに。

「何人かのトレーナーさんの元でトレーニングを受けましたが、くるみの臆病な性格を直すことはできませんでした。いったんは諦めかけましたが、今から2年ほど前、現在お世話になっているトレーナーさんと出会い、いぬや人間に慣れ、社会性を育むトレーニングを開始。トレーナーさんのお墨付きをいただき、餅子を迎えました」

　こうしてお迎えされたのが、白柴の「餅子」ちゃんです。くるみちゃんとは3歳差で、餅のようにふわふわとした見た目が名前の由来になっています。

　餅子ちゃんと初めて対面したとき、くるみちゃんは驚きを隠せない様子でうなり、威嚇を繰り返していたのだとか。半日も経つと落ち着いたそうですが、餅子ちゃんはしばらくの間、くるみちゃんを怖がっていたといいます。それでも、とてもフレンドリーな性格の餅子ちゃんに対し、くるみちゃんも徐々に心を開いていきました。

くるみちゃんは相手をしてくれず…すぐに諦める餅子ちゃん

　そして今では、本当の姉妹のように仲良くなったくるみちゃんと餅子ちゃん。話題になった写真のように、散歩中、餅子ちゃんがくるみちゃんを煽って幅寄せするほど、心を許し合う関係になりました。

「このとき、餅子は遊んでほしくて、くるみに“あおり運転”をしたのだと思います。散歩中、餅子はよくこうして煽りますが、くるみは相手にしません。そのため、餅子もあおるのをすぐにやめます」

　餅子ちゃんに対し、クールな反応を見せるくるみちゃんですが、きっと憎からず思っていることでしょう。そんな2匹の日常は、インスタグラム（shibainu.kurumochi）でも見ることができますよ。

○取材協力：KURUMILK.SHIBAINU（@KURUMILK118）さん

（Hint-Pot編集部）