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韓国人女性観光客が日本のスープカレーを絶賛する理由とは…「国民的カレーは黄色くて…」

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著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

韓国人女性観光客の間で人気が高まっている日本のスープカレー【写真:Hint-Pot編集部】
韓国人女性観光客の間で人気が高まっている日本のスープカレー【写真:Hint-Pot編集部】

「食事がおいしい」。日本を訪れる韓国人観光客が例外なく口にする言葉です。2023年11月の訪日外国人観光客数を国・地域別にみると、韓国が約65万人と最多で、次いで台湾の約40万人、中国の約26万人(JNTO推計値)。今や最大勢力となっている韓国人観光客は日本を巡りながらおいしい食事を求め続けています。12月中旬に東京にやってきたソウル在住の会社員チャン・スジさん(20代後半、仮名)はどんな食事を楽しんだのでしょうか? 3泊4日の日本旅行を追ってみました。

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日本はおいしいお店が本当に多い

「日本は何度も来ました。東京は5回以上になります」。こう話すスジさん。今回の日本旅行の大きな楽しみはもちろん食事。「日本はおいしいお店が本当に多いです」と興味津々だったスジさんに、訪れたお店を具体的に聞いてみました。

 初日は千葉・成田空港から東京駅まで直通リムジンバスを利用。東京駅周辺で買い物をした後、日比谷に移動し「月島もんじゃ たまとや 日比谷」でもんじゃを食べました。2日目の昼は「おまかせすし」を食べるため表参道に向かい予約をしていた「意気な寿し処 阿部 青山店」で5000円(税込み)のおまかせランチを堪能。その後、「ブルーボトルコーヒー青山カフェ」でくつろぎ、渋谷のメガドンキで土産などの買い物をしました。

 夕食は「北海道スープカレーSuage 渋谷店」でした。同店は2007年創業。札幌市の小さなお店からスタートしたスープカレー専門店で、現在では同市内に5店舗、19年からは渋谷店を皮切りに東京エリアに3店舗、そして海外では韓国、シンガポール、台湾などに出店しています。

 3日目は浅草で人気のパンケーキを食べるつもりでしたが、予約が必要とのことで結局食べられず、代わりに「とんかつおりべ 浅草店」でとんかつ定食を食べました。食事後はかっぱ橋道具街で種類豊富なお皿を見物し、銀座に移動してショッピングを満喫。締めとして「HARBS ルミネ有楽町店」でケーキとコーヒーを楽しみました。

 4日目は若者の街・下北沢の「FLIPPER’S」でパンケーキを食べ、スーパーでつゆ、カレー、ジャムなどの食材を購入。渋谷でとん汁定食を食べた後、リムジンバスで成田空港に向かい帰路につきました。

 日本の印象は「前より男性がカッコ良くなったようです」と笑顔を見せる一方、「食事代はリーズナブルですが、ケーキやコーヒー類は高く感じました」と明かしました。東京で楽しんだ食事のラインナップを見ると、やはり和食が圧倒的に多いようです。他にはカフェでパンケーキとコーヒーが目立ちますが、気になるのは「北海道スープカレーSuage(すあげ)」。なぜ「スープカレー」だったのでしょうか?

「ソウルにもカレー店はありますが、東京ほど多くはありませんし、家では“国民カレー”として定着しているレトルトの『オットゥギカレー』を食べることが多いです。でも、見た目が黄色過ぎてちょっと…。日本のスープカレーのような独特の色合いのカレーはソウルでは多くないので、日本に来るとつい食べたくなってしまいます。サラっとしたスープに独特のスパイスが効いていてクセになりますね」。同店のカレーは玉ねぎを8時間以上じっくり炒めて作ったスープをベースに鶏ガラのうまみやトマトの酸味を加えたクセのないスープが特徴。これに“素揚げ”した自社農園産中心の野菜が加わり見た目も豪華なスープカレーとして運ばれてきます。

 日本で独自の進化を遂げたスープカレーの“うまみ”が韓国人観光客を魅了しています。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)