子どもの発想力は無限大。ふとした言動に、思わず驚かされることもありますよね。X（ツイッター）では、子どもが遊んでいたもので残していった、ある「重大なメッセージ」に注目が集まっています。ひらがなが書いてある積み木で綴られた言葉に、多くの人が興味津々。投稿者のアストロ温泉鈴木（@ASTROONSEN）さんに、詳しいお話を伺いました。

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ひらがなが書かれた積み木　並んでいた文字に驚き！

「姪っ子（5歳）隣室でひとり黙々と遊んでいたと思ったらなにか重大なメッセージを残して去って行った」

　そんな驚きのメッセージとともに投稿された1枚の写真。そこには、表にひらがなの五十音、裏にその文字から始まるものの絵が描いてある積み木が写っています。その積み木を使って姪っ子が残したメッセージは、なんと「にせうるとらまん」。

　姪っ子さんは何かを見たのか、それとも突発的に組み合わせた文字が偶然そうなってしまったのか……想像がかき立てられます。ほかに残されたメッセージはなく、「にせうるとらまん」の文字だけきれいに並べられていました。

　投稿は反響を呼び、2.7万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には、「その年で気づくとは素晴らしい……偽者と気づかない防衛隊員も多いのに」「彼女は我々になにか“気づき”を与えてくれているのか」「なんて天才なんだ」「渋いとこ突いてきますな」などの声が上がり、姪っ子さんが残したメッセージに惹きつけられた人が続出しています。

5歳の姪っ子　兄の影響でウルトラマンにも精通

　冬休み期間中、実家に帰省していたアストロ温泉鈴木さん。そのとき、実家の隣で暮らしている弟家族も遊びにきていたそうです。リビングでくつろいでいる間、なにやら姪っ子が積み木を積んだり、並べたりして遊んでいる音が聞こえていました。

「出しっぱなしにして帰っていったので、片づけようと思って部屋を見たらこの『にせうるとらまん』が残されていました」

　姪っ子は現在5歳で、さまざまなことを吸収しながら成長している真っ最中です。恥ずかしがり屋で、絵を描くこととおしゃれをするのが大好き。アニメ「プリキュア」シリーズも好きだけれど、2歳上のお兄ちゃんの影響でウルトラマンにも詳しいそうです。

　このとき残されていたのは「にせうるとらまん」の8文字だけ。なぜ姪っ子がそれだけを残していたのかは、アストロ温泉鈴木さんにもわからないそうです。しかし、「ウルトラマンシリーズに登場する『にせうるとらまん（にせウルトラマン）』は、地球人を騙して、ウルトラマンの信用を失墜させる悪の宇宙人が変身した姿なので、姪っ子が残したメッセージは重大だと感じました」と振り返ります。

　そんなミステリアスなところも、姪っ子の魅力。ほかにも、驚きのエピソードがありました。

「先日は、家の外から窓をすーっと開けて、ひと言『ヘ音記号』とだけ言って、またすーっと閉じて去っていきました。謎が多いです。あと、以前、シンデレラ風のドレスを着て遊んでいたので『シンデレラの靴ってどんな靴か知ってる？』と聞いたら、『ちょっと今日は下駄で来たんだけど……』と言っていました」

　ちなみに、姪っ子が遊んでいた積み木は、アストロ温泉鈴木さんも幼い頃に遊んでいたものだそう。姪っ子が使う今も、塗装や印刷がはがれていることはないといいます。それは、おもちゃと一緒に、物を大切に使う気持ちも姪っ子たちに受け継がれているからこそ。ユニークな発想でたくさんの人をほっこりさせた5歳児がどんな大人になるのか、楽しみですね。

（Hint-Pot編集部）