どうぶつ
やる気のない柴犬 「怠惰な感じがめちゃツボ」と反響 飼い主も思わず吹き出した行動とは
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ダイニングテーブルに上半身をのせて、前方をじっと見つめる柴犬。横から飛んできたボールに反応して口でキャッチし、吐き出すようにボールをリリース。次の瞬間、何事もなかったかのように正面を向き直す姿が、多くの人に笑顔をもたらしています。当時の状況について、投稿主さんに詳しいお話を伺いました。
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口でうまくキャッチしたボールをすぐに吐き出す柴犬
「やる気とは」という短いコメントが添えられた動画には、ダイニングテーブルの上に上半身をのせた柴犬が映っています。
何かをじっと見つめる柴犬。そこへ「よっ、はい」のかけ声とともに、左側からオレンジ色の小さなボールが飛んできました。柴犬は難なく口でそれをキャッチ。
ところが、すぐにボールを吐き出してしまいました。あまりにクールな対応に、撮影者が思わず笑ってしまっている声も入っています。
この一部始終を収めた動画がX(ツイッター)で公開されると、2000件に迫る“いいね”が。リプライ(返信)には「いや~ん、最高です」「キャッチめちゃうまくないですか? 怠惰な感じがめちゃツボです」など、ほっこりした人たちからの声が寄せられています。
ボール遊びに飽きてきた頃に起きた出来事 コロくんの視線の先にあったのは…
動画に登場するのは、投稿主さんの実家で暮らしている2歳5か月の柴犬「コロ」くん。やんちゃで我が道を行くマイペースな性格ですが、日頃からほとんど吠えない落ち着いた一面もある男の子です。
投稿主さんのご両親がコロくんをお迎えしたのは、先代の柴犬を亡くしたことがきっかけ。悲しみに暮れていたご両親は、新しい家族として同じ犬種であるコロくんを迎え入れました。
愛情たっぷりにコロくんを育てているご両親は、夜に遊びの時間を設けているそう。話題の動画は投稿者さんのお母さんが撮影しました。
「夜、遊ぶ時間にケージから出して“ボール遊び”をしていたところ、それに飽きてきたときに起こったようです。コロの視線の先には、骨やジャーキーなどを収納しているボックスがありました。いつも遊びに飽きた頃、骨を与えていたので、『骨はまだ?』とアピールしていたのかもしれません」
ご両親は当初、コロくんがボールをカジカジしてから離すと予想していました。しかし、この思いがけないリアクションを微笑ましく感じたようです。このあと、コロくんは骨をもらってしばらく遊んでから、自分の部屋に戻っていったそうです。
ちなみに、やる気があるときのコロくんは、この動画とは“別犬”のようにハイテンションになるそうです。
「ボールを勢い良く追いかけ、なかなか離さないくらい熱心です。自分でおもちゃや骨などを口で投げ飛ばすなどして、“ひとり遊び”することもあります」
コロくんとご両親は、言葉を介さなくても通じ合っているようですね。そんな愛しい家族のことを、先代のわんちゃんもお空の上からずっと見守ってくれていることでしょう。
○取材協力:実家の犬コロ(@korokyawawa)さん
(Hint-Pot編集部)