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大学院入試の願書が間に合わない しかも北海道、飛行機で直接…合否の行方に仰天「力技がすごい」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

入試の願書提出を飛行機で間に合わせた(写真はイメージ)【写真:写真AC】
入試の願書提出を飛行機で間に合わせた(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 受験シーズンがいよいよ到来の中で、大学院入試の願書の出願を巡って、飛行機に搭乗して間に合わせたというSNS投稿が話題を集めました。当時住んでいた大阪から、格安航空会社(LCC)の便に、文字通りに飛び乗って北の大地へ。申し込み期限ギリギリで願書を提出することに成功し、北海道大学に無事に合格できたそうです。現在も勉学に励んでいる投稿者にリアルな体験談を聞きました。

 ◇ ◇ ◇

当時大阪在住で札幌行きの仰天プラン 奇跡のLCC「1席」

「大学入試の出願を先延ばしにして、速達でも間に合わなくなったので飛行機に乗って直接提出

※速達なら600円で済むが6万円かかった」

 驚きのエピソードについて、X(ツイッター)に綴ったのは、なめ(@SubCulKusoOtoko)さんです。北海道大大学院修士1年の23歳。飛行機に乗って出願したのは過去の出来事で、2022年7月のこと。当時もツイートし、今回は今年1月に入って流行したハッシュタグに合わせて再度投稿したそうです。

 出願当時は大阪府在住だったなめさん。気になる詳細はどんなものだったのでしょうか。

「当時付き合っていた女の子の家で遊んでいて、翌早朝の帰り道の途中で急きょ出願に必要な顔写真を撮影し、大阪市内の郵便局に向かいました。証明写真は柄シャツで写っているのですが、そういう事情があったためです」

 速達で送れるだろう――。そんななめさんの希望的観測は打ち砕かれます。

「しかしながら、締切前日の昼の12時頃、郵便局で局員に尋ねたところ、速達でも翌日17時までに到着しない可能性があると聞きました。関西空港の郵便局から出した場合は間に合うのかも尋ねましたが、その場合も間に合わない可能性があるということでした」

 まさかの展開。そこでなめさんが思い付いたのが、自ら直接、札幌の北海道大に赴くという解決策でした。その日のうちに北海道入りする仰天プランです。

 しかし、ここでもピンチが。「仕方なく飛行機を予約しました。連休の前日でほとんど全ての航空会社が満席のところ、Peachだけ1席空いていました」。ゲットしたのは奇跡の1席でした。

 飛行機に乗った一連の移動スケジュールを教えてもらうと、「午前6時、京都市(彼女の家)→昼12時、大阪市の郵便局→午後6時、関西空港→午後9時、札幌市→(翌日)→午前11時、北海道大学に出願」。まさに薄氷を踏む思いだったそうです。「入試は簡単でしたが、それよりも出願書類をそろえる方が難しかったです」と話します。

 驚異的な行動力を発揮し、志望校の北海道大大学院に見事に合格。「当時は大変なことをしてしまったと、とても落ち込んでいました。出願の際に急きょ泊めてもらった『OYADO SAPPORO』というゲストハウスのおかみさんが、札幌に来た理由を笑ってくれたのが救いでした。合格後、再びOYADO SAPPOROに宿泊したときにおかみさんが合格を喜んでくれたのが今ではいい思い出です」と振り返ります。

 投稿は大反響。ネット上では、「これ、もしかして過去最強の出願なのでは」「強すぎwwwwww」「力技がすごい」「ギリギリになってから覚醒するのわかる」「もの凄いパワー系ですね」「よくやった」と、仰天のコメントが並んでいます。なめさんは「私を反面教師にして1人でも受験に成功する人が増えればうれしいです」と思いを明かします。

 将来の夢について聞くと、意外な答えが返ってきました。「博士号を取ったあとは家庭菜園をしながらゆっくり暮らしたいです」。実り豊かな人生になるといいですね。

※直接持参を受け付けていない学校もあるので、事前に確認を行ってください。

なめさんのX(ツイッター)のアカウントリンク:@SubCulKusoOtoko

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)