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娘が差し出したカプセルトイ 悲鳴を上げた母に共感続出 「古の記憶が呼び起こされた」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

新しいものが次々に生み出されるカプセルトイ。しかし、なかには懐かしいものも…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
新しいものが次々に生み出されるカプセルトイ。しかし、なかには懐かしいものも…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 子どもたちを夢中にさせるカプセルトイ。現在は、子どもの頃には考えられなかったような高クオリティのアイテムも多いですが、昔から変わらないものもあるようです。X(ツイッター)では、娘さんからカプセルトイの中に入っていたアイテムを見せられ、思わず「悲鳴を上げた」という母の投稿が5.3万件もの“いいね”を集め大反響。多くの人をノスタルジックな気持ちにさせています。注目を集めた投稿について、投稿者のKemuri装飾店 あき(@aki_akinz)さんに詳しいお話を伺いました。

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「すごい! 香水なんだって!」 娘も母も違う意味で驚いたもの

「子さんが『すごい! 香水なんだって! 匂い玉だって! かわいい~』とガチャしてきて母はキャッと悲鳴を上げました」

 そんなコメントとともに投稿された1枚の写真には、コルクのフタが付いたガラスの小瓶が写っています。カプセルトイが好きだという娘さんが100円で手に入れたというその小瓶には、青いビーズのようなものが。昭和や平成初期生まれならひとめ見ただけで「あれだ!」と懐かしく思う人も多いのではないでしょうか。

 投稿者のあきさんも例外ではなく、娘さんが差し出したのを見て、思わず悲鳴を上げてしまったそう。さらに、投稿文の最後には、「ありました。ありましたなぁ!」と添えられており、興奮冷めやらぬ様子です。

「粒単位で交換してた」 リプライでは共通の記憶に大盛り上がり

娘さんに「匂い玉だって! かわいい~」と見せられて、思わず悲鳴【写真提供:Kemuri装飾店 あき(@aki_akinz)さん】
娘さんに「匂い玉だって! かわいい~」と見せられて、思わず悲鳴【写真提供:Kemuri装飾店 あき(@aki_akinz)さん】

 この青いビーズのようなものの正体は、「バンビコロン」「バンビーコロン」という商品名で昭和の頃に流行した、通称“匂い玉”です。当時は、ファンシーショップなどで売られていたほか、お祭りの屋台などで景品などにもよく並んでいました。

 この懐かしのアイテムに、多くの人の記憶を刺激されたようで、投稿には5.3万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「うわあああぁ懐かしい!!」「小学生の頃ファンシーショップで売っていましたね」「懐かしすぎます……! 名札に入れてたなぁ」「匂い玉懐かしい 小学校の名札に入れるの流行ったなあ」「思い出のカケラだ……」「古の記憶が呼び起こされた」「これめっちゃ好きでした」など、忘れていた記憶が一気に押し寄せたと思われる人たちからの声がたくさん寄せられています。

 ほかにも、「粒単位で交換してたぁぁ 令和の世界にもあるんですね」「時代が……! やはり何周も回ってくるものなのか……」「再来ですな!」と、ブームがめぐることを実感する声もみられました。

「小瓶に入れたまま飾っています」

 あきさんは悲鳴を上げた理由について、「懐かしすぎて、記憶がぶぁっとあふれました」と語ります。また、匂い玉の思い出について「友人と3粒くらいずつ交換したりして、コレクションしていました。筆箱や名札に入れていましたね」と振り返りました。

 その後、匂い玉をどうしたのか聞いてみると「小瓶に入れたまま飾っています」とのこと。あきさんには懐かしく、娘さんには新鮮なアイテムは、親子間の会話を弾ませそうです。

 そんなあきさんは、アクセサリー作家として「Kemuri装飾店」を運営しています。独特の世界観から生み出される摩訶不思議なアクセサリーには根強いファンも。キラキラとしていい香りがする懐かしい匂い玉も、きっとあきさんの創作意欲を刺激したことでしょう。

(Hint-Pot編集部)