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ハム状態の猫に「猫バス」と反響も「オススメできない」 ペットグッズ専門家「つり橋まで足を運ばない」
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「猫用のつり橋はねえ、あんまりオススメできないです。ハムみたいになる時あるし」。X(ツイッター)に投稿した飼い主さんの“アドバイス”に14万件の“いいね”が寄せられるなど大きな話題となっています。確かに投稿された写真の猫の表情はそれほど楽しそうではありません。実際のところはどうなのでしょうか。投稿者で、愛玩動物飼養管理士、ペット用品取扱士、ペットフード販売士、ペット共生住宅管理士、ペット災害危機管理士などの資格を持つキャット奥田(猫雑誌編集者・ペット栄養管理士)(@NekoG_staff)さんに詳細を聞きました。
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吊り橋は揺れるので、猫は積極的に使わない
写真の猫はキャット奥田さんが飼っている3歳の雑種で、ネネという名前の女の子です。つり橋の上で寝転んでおり、腹回りがボンレスハム状態になっています。「オススメできない」の真意については「本気半分、冗談半分です」と明かしつつも、「つり橋は揺れるので、猫は積極的に使わない傾向にあります。つり橋を設置するなら、フラットなキャットウォークを設置したほうがよく使ってくれると思います」と解説します。
自宅ではつり橋とフラットなキャットウォークをつなげているが、キャットウォークの先にあるつり橋まで足を運ばないことがよくある、といいます。「この写真を撮影した時は、エアコンの温風が吊り橋に当たっていたので、ネネが暖を取るためにまったりしていたのだと思います」と振り返りました。
ペット用品取扱士の資格を持つキャット奥田さんは、一般的な玩具のつり橋について「特に危険な点は見当たりません。一部、首を挟むおそれがあるというコメントもありましたが、この製品に限っては構造的に首が挟まることはありません。念のため、獣医師がつり橋に関する注意喚起をしていないか、ざっとネットで調べましたが、当方がチェックした限りでは見つかりませんでした」と説明。
では、猫はつり橋で遊ぶことを好まないのでしょうか?
「遊び盛りの子猫は別ですが、先述の通り、一般的な成猫はほとんど遊ばないと思います。遊んでくれたり、まったりしてくれたりすることを期待して購入すると、“使わなくてガッカリ”なんてことがあり得るので、慎重に購入されたほうがいいかと思います。当方はテストする猫雑誌『ネコDK』を編集・制作しており、いろいろなネコ用品をプライベートでも仕事でもチェックしているので仕事柄、“ハズレ”でも気にしていません」と猫グッズを日々研究しています。
投稿には「これは見事な猫ハムちゃん」「猫さんは液体」「完全にハム」など多くの“いいね”が寄せられました。反響についてキャット奥田さんは「“猫バス”という意見がとても多く、『え? 猫バスなの !? 私にはハムにしか見えないんだけどww』という印象です。あと、『下からツンツンしたい』というコメントが多く、同じ猫好きとして気持ちがよく分かります(笑)」
今回の“猫バス”は、猫好き飼い主さん同士の温かい交流の場を運んできたようですね。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)