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アジアで最も“結婚したい独身男性”の一人 ブルネイ王子が結婚 10日間の華やかな婚礼儀式に世界が注目

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ブルネイのアブドゥル・マティーン王子【写真:Getty Images】
ブルネイのアブドゥル・マティーン王子【写真:Getty Images】

 今年初のロイヤルウェディングが、1月7日から10日間にわたって行われました。盛大な婚礼儀式で話題になったのは、東南アジアの国、ブルネイのアブドゥル・マティーン王子。華やかな婚礼儀式は、世界から注目を集めています。

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パイロットでポロの選手でもあるマティーン王子

 東南アジアのボルネオ島北部に位置するブルネイ。国名には「永遠に平和な国」という意味があり、信仰心の深いイスラム国家です。面積は日本の三重県とほぼ同じ大きさですが、豊かな自然や天然資源に恵まれ、社会福祉が充実した国といわれています。

 また、世界最大級の広さを誇る、王宮「イスタナ・ヌルル・イマン」を有しており、そこにはスルタンと呼ばれるハサナル・ボルキア国王が住んでいます。そのボルキア国王の第10子で四男のアブドゥル・マティーン王子がこのたび、婚礼の儀式を行いました。

 マティーン王子の王位継承順位は6位。現在はブルネイ空軍のヘリコプターパイロットとして少佐の階級を持ちます。また、ポロのブルネイ代表として、東南アジア競技大会に出場した経験も。端正な容姿も相まって、これまでアジアで最も“結婚したい独身男性”の一人に挙げられてきました。

 新婦は、数年前から交際が噂されていた、ヤン・ムリア・アニーシャ・ロスナーさん。ニュースサイト「ザ・ナショナル」によると、祖父は国王の特別顧問の一人で、自身はファッションブランドや観光会社を経営しています。

10日間にわたって数多くの儀式が

 セレモニーは1月7日、新郎の家族が新婦との結婚の意思を正式に表明するプロポーズの儀式で始まります。そして、翌日には王室の宮廷音楽家による演奏が行われ、祝賀の始まりが正式に告げられました。

 3日目には、新郎の家族が新婦の邸宅に象徴的な贈り物を持参する婚約の儀式が。4日目には、新郎と新婦の家族が2人の手に粉をつけるパウダリング・セレモニー、5日目は、宗教的な儀式で正式に誓いを交わします。

 そして、7日目には「バーサンディング」と呼ばれる結婚披露宴が行われました。新婦は白いベールの上にティアラをつけ、シルバーのダイヤモンドモチーフが散りばめられた純白のドレスを着用。ウェディングドレスのデザイナーはまだ明かされていないそうです。手元には宝石があしらわれた小さなブーケが。イヤリングやネックレスには、大ぶりのダイヤモンドを身につけています。

 その後は、世界各国からの王族や政府の要人など、大勢の賓客が集まり、晩さん会など数多くの式典が行われました。

(Hint-Pot編集部)