カルチャー
アメリカ人夫婦が魅了された日本の食文化 「SUSHI」だけじゃない 楽しみにしていた本場の味とは
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日本独自の食文化は、来日する多くの外国人を魅了しています。ラーメンや寿司、焼肉といった国民食の「和食」はもちろんですが、同じく高い人気を誇っているのが日本のウイスキー。世界的な賞である「ワールド・ウイスキー・アワード」を数多く獲得するなど“ジャパニーズウイスキー”は世界で高い人気と実力を誇っています。韓国から来日したという米国人夫婦に、日本での旅行の思い出を聞きました。
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渋谷のハチ公像近くには多くの外国人の姿
年の瀬を迎え、すっかり肌寒くなった渋谷。駅前の広場では、人気の観光スポットであるハチ公像をひと目見ようと訪れた、たくさんの外国人でにぎわっていました。マイクさんとエイミーさん夫婦は現在韓国に住んでいるとのことで、今回、休暇をとって5日間の日程で日本を訪れたそうです。「日本について? とても良いです。東京だけしか訪れていませんが素晴らしいです」と笑顔を見せました。
思い出に残った場所を尋ねると、こちらも外国人に人気の観光スポット、浅草寺を訪れたとにっこり。心に残ったという経験を語りました。「本当にきれいで、おみくじや参拝などの体験も楽しむことができてとてもよかったです。東京の現代的な雰囲気の中に、ちょっとした歴史が混ざっているのを見るのはいいものですね。とても興味深かったです」。浅草など下町で見ることができる、歴史情緒あふれる街並みに心を動かされたようでした。
好きな料理は「SUSHI!」
来日して3日目だといいますが、日本食の味は2人の口にぴったり合ったようです。中でも思い出に残った料理を聞くと「SUSHI!」と瞬時に口をそろえたほど。「刺身に“おまかせ”…どれも最高でした」とマイクさん。野菜もおいしかったと話したほか、地ウイスキーも満喫したと頬をゆるめていました。
近年、世界中で注目を集める日本の国産ウイスキー。その価値はどんどん増しています。インバウンド客の回復や味の再評価など国内外での人気が高まったことで、品薄状態となり、原材料費などの高騰化もあって国内メーカーが大幅な値上げに踏み切るなど、入手しづらい状況が続いています。
熟成に10年単位を要する年代物のウイスキーはどうしても“時間の壁”が存在するため、原酒不足となり、大量の供給が難しい背景があります。そのため国内大手のサントリーやアサヒは今回の値上げを機に、樽など生産に必要な設備を強化・拡充することを明らかにしています。
「たしか1杯14~15米ドルくらいでしたでしょうか。日本円で…2000円くらいだったような気がします」とうなずいていたマイクさん。日本では少しお高めのように感じられますが、2人はそれでも十分に楽しめたようです。
ウイスキーの他にも日本酒や焼酎など、さまざまな種類の酒が存在する日本。最近では全国各地で製造されている「地ビール」も若者を中心に人気が高まっています。他のお酒もぜひ味わって、素晴らしい旅行にしてほしいですね。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)