漫画
「見ていられない」 仲良し夫婦で知られるメジロ “独り身”との対比に共感の声 「私がいますね」
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つがいになると年中一緒に行動し、一夫一妻の仲良しカップルで知られる「メジロ」。X(ツイッター)では、出先で見かけたというメジロの生態を描いた漫画に注目が集まっています。つがいのアツアツぶりに比べて、独り身のメジロが取る行動は「いろいろな意味で見ていられない」そう。そんな投稿に6万人が注目しています。漫画の作者であるpiro piro piccolo(@iirotorii)さんにお話を伺いました。
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ラブラブなメジロと“独り身”のメジロ どちらもかわいいけれど…
「意外と知らない鳥の生活『いろいろな意味で見ていられない』 見てて恥ずかしくなるほどメジロのペアは仲良しです」
そんなコメントとともに投稿されたひとつの漫画。そこには、仲良しカップルで知られるメジロの生態が描かれています。
メジロのカップルはぴったりとくっつきすぎて、ひとつになってしまいそうなくらいラブラブ。とくに、羽づくろいし合う様子は「アツアツすぎて」と表現されています。羽づくろいしている間に2羽のイチャつきぶりは加速。見ている側が恥ずかしくなってしまうほどと紹介しています。
一方、“独り身”のメジロもある意味「見ていられない」そう。羽づくろいする相手がいないメジロが取った、対照的すぎる行動に多くの人が共感しています。
メジロの貴重な生態を描いた漫画がXで公開されると、6万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「メジロのペアと独り身の違いがよく分かりました おもしろいね」「メジロは仲睦まじいですよねー!!!」「あーそこそこ! って感じが微笑ましいですね」といった声が。さらに、「左下に私がいますね……」「すっごくわかる」など、“独り身”のメジロに自分を重ねた人の声も寄せられています。
野鳥は種類が多くて観察しやすい身近な生き物
イラストレーターとして活躍するpiro piro piccoloさん。バードウォッチングをしたときに出合った野鳥のイラストや漫画を描き、Xや自身のウェブサイト で公開し、人気を博しています。
今までさまざまな場所で出合った野鳥たちをイラストで紹介した書籍「なつのやまのとり」(山と渓谷社刊)も大好評。さらに、野鳥をテーマにしたオリジナルグッズや、LINEスタンプも販売しています。どれも、piro piro piccoloさんの野鳥愛にあふれたものばかりです。
piro piro piccoloさんは、大学卒業とともに野鳥の観察を始めました。もともと鳥が好きで、自身も文鳥と暮らしていたといいます。そんなpiro piro piccoloさんの思う野鳥の魅力とは、いったいどんなところなのでしょうか。
「野鳥は種類も多く、人間の身近なところで観察できる生き物の中では、観察しやすいと思います。 子育てをしている様子や、渡り鳥がやって来るのを見かけると、季節が感じられるのも魅力ですね。気づけるようになると、少しの外出でも景色が変わって見え、楽しいです」
バードウォッチングの最中に出合ったメジロを人間に置き換え、「見ていられない」と思ったというpiro piro piccoloさん。メジロがペアになって羽づくろいする場面には遭遇しても、それを邪魔しようとするメジロには出合ったことはないといいます。これからも、平和で優しい野鳥の世界をたくさん発信してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)