カルチャー
日本の第一印象は? ドイツ人観光客が明かした答え とくに“違い”を感じた場所とは
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海外へ行くと、いろいろな違いに驚くことがあります。初めて日本へやって来たというドイツ人カップルに、日本の第一印象を聞いてみました。すると、日本人では気づきにくい、意外なイメージを抱いたそうです。ふたりがドイツとの違いを感じた場所とはどこだったのでしょうか。
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「ドイツではなぜかわからないけど…」
日本各地を1か月かけてめぐる予定だという、ドイツ人のアーロンさんとアリさん。ふたりが日本を訪れたのは初めてだといいます。どのような第一印象を持ったのかを聞いてみると「すべてが小さいなって感じたんだ」と話すアーロンさん。
「気を悪くさせてしまったら申し訳ないんだけど、そんな気はないんだよ。でも、たとえば車」
その言葉にアリさんが「確かにコンパクトだわ!」と言うと、うなずきながら「ドイツではなぜかわからないけど、逆にどんどん大きくなっている気がする」と笑いつつ、自国の傾向に改めて気づかされた様子です。
コンパクトカーが人気の日本でも、昨今は居住空間や安全性の観点から、自動車は大型化の流れがあるといわれています。世界的にそうした潮流があるなか、顕著なのがアーロンさんたちの住むドイツ。プレミアムカーを中心に、大型車が人気なのだそうです。
ただ、技術革新の方向性のひとつは小型化。同じ機能や性能のものをコンパクトにするには技術力が必要で、コンパクトな車には可動性や燃費の面でメリットがあることも確かです。日本は伝統工芸に精緻な細工が多いほか、精密機器などの技術力も高く、コンパクトにすることに長けている特徴が。そうしたものへのリスペクトを持つからこそ、アーロンさんは車を例に出したのでしょう。
しかし、すべてがコンパクトだと、少しばかり困ることもあるようで……。
「昨日のホテルの部屋は大丈夫だったけど、今日のホテルの部屋のベッドは小さいかもって言っていたよね(笑)」
アリさんが明かした笑い話に対し、「もちろん僕たちドイツ人が、大きいというのはあるんだけどね」と言うアーロンさん。とても細やかに、相手を気遣う人のようです。
コンパクトを好む日本人でも、部屋やベッドは大きいほうがいいと思うのは変わりません。旅の先々で出合うベッドが、大柄なアーロンさんがのびのびと眠れるサイズだといいですね。
(Hint-Pot編集部)