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使い捨てカイロを長時間使いたい! 長持ちする裏ワザを試してみた
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寒い時期に活躍する使い捨てカイロ。開封したはいいものの、気がつけばポケットやカバンに入れっぱなしで、冷たくなってしまったことがあるのではないでしょうか。そこで、カイロが2日間使用できると言われている裏ワザに挑戦。実際に、温かさはどれくらい持続するのか、検証しました。
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裏ワザありは手触りにも違いが!
使い捨てカイロが温かくなる理由は、袋の中に入っている細かな鉄粉や水、バーミキュライト、活性炭、塩分などが入っており、酸素と触れることで酸化鉄と呼ばれる化学反応を起こすため。その際に熱が発生するため、温かく感じます。
つまり、酸素になるべく触れないようにすることで、酸化反応が鈍り、カイロの持続を長くすることができるということ。裏ワザには、ジップ付き保存袋を使い、使用しない際はその中に入れておきます。
今回使用したのは、持続時間7時間のタイプ。袋から取り出し、12時間後、25時間後、30時間後の温度の変化を確認しました。
○12時間後
そのまま放置した、裏ワザのカイロは、持続時間7時間ということもあり、もちろん触れるとカッチカチに。ほぐすと、少しだけ温かさを感じることができましたが、寒いところへ持って行ったらすぐに冷たくなりそうです。
一方、ジップ付き保存袋に入れた裏ワザありのカイロは、取り出した直後は暖かさは感じないものの、揉んでみるとすぐに暖かくなり始め、裏ワザなしとは6.6度の差が。また、手触りもまったく違い、袋の中身は封を開けたときのようにサラサラのままでした。
○25時間後
裏ワザなしのカイロは、すっかり冷めてしまいました。温度は20度弱で体温より低いため、ほぐしている間も冷たく感じました。
裏ワザありのほうは、12時間後よりは少し下がりましたが、まだまだ温かさを感じる温度に。なしとは12.5度も差がありました。
○30時間後
裏ワザなしのカイロは、もちろん25時間のときから様子に変化はありません。温度もほとんど同じでした。
裏ワザありは、30時間経過してもカイロが固くなる様子はなく、まだ温かさが持続できそうでした。温度の計測は少し揉んで数分で行っているため、あまり高くありませんが、しばらく空気に触れるように置いておくと、さらに温度は上昇しました。