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使い捨てカイロを長時間使いたい! 長持ちする裏ワザを試してみた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

使い捨てカイロを長持ちさせるには…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
使い捨てカイロを長持ちさせるには…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 寒い時期に活躍する使い捨てカイロ。開封したはいいものの、気がつけばポケットやカバンに入れっぱなしで、冷たくなってしまったことがあるのではないでしょうか。そこで、カイロが2日間使用できると言われている裏ワザに挑戦。実際に、温かさはどれくらい持続するのか、検証しました。

 ◇ ◇ ◇

裏ワザありは手触りにも違いが!

 使い捨てカイロが温かくなる理由は、袋の中に入っている細かな鉄粉や水、バーミキュライト、活性炭、塩分などが入っており、酸素と触れることで酸化鉄と呼ばれる化学反応を起こすため。その際に熱が発生するため、温かく感じます。

 つまり、酸素になるべく触れないようにすることで、酸化反応が鈍り、カイロの持続を長くすることができるということ。裏ワザには、ジップ付き保存袋を使い、使用しない際はその中に入れておきます。

 今回使用したのは、持続時間7時間のタイプ。袋から取り出し、12時間後、25時間後、30時間後の温度の変化を確認しました。

○12時間後

裏ワザなしの温度は30.5度【写真:Hint-Pot編集部】
裏ワザなしの温度は30.5度【写真:Hint-Pot編集部】

 そのまま放置した、裏ワザのカイロは、持続時間7時間ということもあり、もちろん触れるとカッチカチに。ほぐすと、少しだけ温かさを感じることができましたが、寒いところへ持って行ったらすぐに冷たくなりそうです。

裏ワザありの温度は37.1度【写真:Hint-Pot編集部】
裏ワザありの温度は37.1度【写真:Hint-Pot編集部】

 一方、ジップ付き保存袋に入れた裏ワザありのカイロは、取り出した直後は暖かさは感じないものの、揉んでみるとすぐに暖かくなり始め、裏ワザなしとは6.6度の差が。また、手触りもまったく違い、袋の中身は封を開けたときのようにサラサラのままでした。

○25時間後

裏ワザなしの温度は19.5度【写真:Hint-Pot編集部】
裏ワザなしの温度は19.5度【写真:Hint-Pot編集部】

 裏ワザなしのカイロは、すっかり冷めてしまいました。温度は20度弱で体温より低いため、ほぐしている間も冷たく感じました。

裏ワザありの温度は32.0度【写真:Hint-Pot編集部】
裏ワザありの温度は32.0度【写真:Hint-Pot編集部】

 裏ワザありのほうは、12時間後よりは少し下がりましたが、まだまだ温かさを感じる温度に。なしとは12.5度も差がありました。

○30時間後

裏ワザなしの温度は20.0度【写真:Hint-Pot編集部】
裏ワザなしの温度は20.0度【写真:Hint-Pot編集部】

 裏ワザなしのカイロは、もちろん25時間のときから様子に変化はありません。温度もほとんど同じでした。

裏ワザありの温度は32.9度【写真:Hint-Pot編集部】
裏ワザありの温度は32.9度【写真:Hint-Pot編集部】

 裏ワザありは、30時間経過してもカイロが固くなる様子はなく、まだ温かさが持続できそうでした。温度の計測は少し揉んで数分で行っているため、あまり高くありませんが、しばらく空気に触れるように置いておくと、さらに温度は上昇しました。