和を好む訪日外国人に人気の宿泊先のひとつが旅館です。たたみに布団、浴衣、懐石料理など、日本ならではおもてなしを楽しむことができます。日本を訪れるのは2度目だという、ベルギー人の3人組に話を聞いたところ、今回の旅では旅館に泊まるのを楽しみにしているそう。とくに、期待していることは何なのでしょうか。

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冬の日本は初めて　箱根の旅館で入った露天風呂がお気に入り

　今回で2度目の訪日だという、ベルギー人のマティアスさん、グエンさん、アントニーさん。冬の日本を体験するのは初めてのことだといいます。お話を伺ったのは東京の築地。これから3人は箱根を訪れる予定で、楽しみにしていることがあるようです。

「箱根では旅館に泊まるんだ」とマティアスさん。前回の訪日の際も旅館に宿泊し、良い思い出になったそう。「旅館での食事も最高だったわ。違う文化の経験ができるのよね」とグエンさんが言えば、マティアスさんも「部屋に露天風呂が付いていたんだ」と振り返ります。2度目の今回も、箱根で旅館に泊まることにしたのは、温泉を満喫したいからだそうです。

　3人の出身国であるベルギーといえば、ホテルなどにあるリラクゼーション施設の語源にもなった「スパ（SPA）」という町があり、温泉地として知られています。アントニーさんによると、「貸し切りのサウナとジャグジーって感じ」とのことで、日本のような温泉スタイルではないのだとか。

　日本の温泉で、とくに露天風呂がお気に入りだという3人。海外では水着の着用が一般的で、日本のように裸で入ることは珍しく、「大自然のなか、オープンでお風呂に入れるなんてほかでは絶対にできないわ」とグエンさんは語ります。また、マティアスさんは「前に泊まった旅館の露天風呂からは絶景が広がっていて、素晴らしかったよ」と、その景色に感動したそうです。

　今回の箱根の旅館は、天気が良ければ富士山が望めるロケーションにあるといいます。露天風呂に入りながら、日本の冬景色を堪能できるといいですね。

（Hint-Pot編集部）