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日本のコンビニに“助っ人”外国人も夢中 「おいしい!」と口をそろえるレジ横のグルメとは
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日本のコンビニの商品の充実ぶりは、訪日外国人のSNSでもたびたび話題になるほどです。お酒やソフトドリンク、お菓子や弁当、文房具や日用品に至るまで、24時間いつでも購入できる便利さは、まさに“コンビニエンスストア”。品数の多さやおいしさは「格別」という声が少なくありません。日本に“助っ人”としてやってきたプロ野球の外国人選手にとっても同じ。球団通訳として外国人選手を支える埼玉西武ライオンズの小林俊太郎さんは「ハマる選手が多い」と語ります。外国人選手に人気がある日本のコンビニの食べ物を伺いました。
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“助っ人”外国人選手が大絶賛するコンビニの食べ物とは
球場から球場へ、日々、時間に追われて全国各地を移動しているプロ野球選手たち。食事は宿泊地のホテルで食べる以外、移動時などに各自で補食をとる場面も多くあります。
そんなとき役に立つのが、コンビニです。おにぎりやサンドイッチなど手軽に食べられるコンビニ食は、忙しい日本の会社員だけでなく、“助っ人”外国人選手にも大人気。そんなコンビニでもなじみがある「チキン」は大好評だと小林通訳はいいます。
「みんなが『おいしい!』と口をそろえるのは、コンビニのレジ横にあるホットスナックコーナーの『フライドチキン』ですね。どのコンビニでも置いてありますが、外国人選手たちはみんな絶賛しています。フライドチキンがあれだけ手軽に食べられるというのは、米国では珍しいようで、本当にうれしそうです」
米国にはない? コンビニにもある日本の菓子パンは大人気
手軽に食べることができて、「おいしい」と外国人選手たちが絶賛する食べ物は、もうひとつあります。それが、菓子パンです。
海外では主食としていただくことが多いのがパン。そのため、食事を邪魔しないパンが一般的です。とくにメロンパンやチョコレートパンなどの甘い菓子パンは、外国人選手にとってあまりなじみがないといいます。
「たとえばソーセージパンとか、ピザパンのようなものはありますけど、日本の菓子パンのようにホイップクリープがしっかりのっていたり、見える形でチョコレートがかかっていたりするスイーツのような甘いパンはなかなかないですね。なので、日本に来て大好きになった選手も多く、たとえば新幹線に乗る前に購入して、移動中に食べることも多いです」
休日にゴルフに行く選手も多く、小林通訳も同行するそうですが、道中でコンビニに寄ると、選手たちは大喜びするそうです。その姿を想像するだけで、うれしくなりますね。
(Hint-Pot編集部・出口 夏奈子)