どうぶつ
初めて雪を見て大はしゃぎするサモエド 興奮のあまり二足歩行しそうになった姿に「本当にうれしそうだね」の声
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初めての体験は、驚きとともに感動や興奮を与えてくれるもの。それは人間だけでなく、動物にも当てはまるようです。生まれて初めて雪を見た大型犬の姿をとらえた写真が、X(ツイッター)で注目を集めています。どんな様子だったのか、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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空から舞い落ちる雪に大興奮する大型犬 二足立ちで今にも歩き出しそう!
「“犬生”初めての雪が楽しすぎて、二足歩行になりかけた」
そんなコメントが添えられた写真には、雪降る夜に公園で大はしゃぎする真っ白な大型犬が写っています。二足立ちしながら、両前足を挙げて落ちてくる雪に触れようとする姿は、まるで子どものようなはしゃぎぶり。今にも、「わーい!」と楽しそうな声が聞こえてきそうです。
この写真がXで公開されると、8000件近くの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「かわいい 楽しそうなのが伝わりますね」「本当にうれしそうだね」「犬種問わず、いぬはみんな雪が好きなのね」「トランスフォームしかけたんだ」「本能の叫び?」など、多くの声が寄せられています。
飼い主さんがサモエドを飼うきっかけになったのはドッグランからの逃走
1歳の「ダッツ」くんは、ロシアの寒冷地シベリアを原産とするサモエドの男の子。かっこいいお名前は、世界各地で愛されるアイスクリーム「ハーゲンダッツ」から響きのよい部分を飼い主さんが拝借しました。
ダッツくんと飼い主さんが出会ったのは、あるハプニングがきっかけでした。当初、小型犬をお迎えしようと考えていた飼い主さんですが、休日に立ち寄った公園でその考えが覆ったといいます。
「公園のドッグランでわんちゃんを見ていたとき、サモエドが柵を越えて脱走するのを目にしました。思わず、私は自分の荷物を投げ捨てて追いかけて、無事に捕獲。その大きさともふもふ感にすっかり魅了されてしまいました」
飼い主さんは、熟慮の末に大型犬であるサモエドを迎えることを決意。ダッツくんを家族の一員として迎え入れることにしました。サモエドならではの白く豊かな被毛と輝くような笑顔をもつダッツくんは、飼い主さんをメロメロにしているようです。
「好奇心旺盛で、わんちゃんも人間も大好き。とてもやさしい子です。遊んだり撫でてもらったりすると吠えが出てしまうため、怖がられることもありますが、本人は『遊ぼうよ!』『撫でて!』とアピールします。その一方で、マイペースでビビリなところも。感情豊かなダッツに、毎日、笑顔にしてもらっています(笑)」
ダッツくんが苦手なもの、好きなものは?
雪が降り始めたある夜、飼い主さんは厳冬の地にルーツをもつ犬種のダッツくんに「初めての雪を体験させてあげたい」という思いから、近所の公園へ散歩に出かけました。すると、ダッツくんは、空から降る雪を見て大喜びしたそうです。
「本能が騒いだのか、はしゃいで、雪をかき氷みたいに食べていました! 私たちもそんなダッツの姿を見てうれしくなり、はしゃいでしまいました(笑)」
雪遊びを満喫して、帰宅したダッツくんですが、この後、雪と雷が同時に発生する“雷雪(らいせつ)”が発生。外で激しく鳴り響く雷の音に怯えたダッツくんが、飼い主さんに助けを求める一幕もあったようです。
「ピーピーと鳴きながら、ソファに座っていた私たちのもとへすり寄って来ました。雷が鳴ったときは、毎回このようになるので、いつも『大丈夫だよ』と声をかけながら撫でて、あやしています」
ダッツくんは、雷のほかにも、ドライヤーが苦手。おうちでシャンプーをしたあと、ドライヤーをかけて濡れた被毛を乾かすときは、あらかじめバリケードをつくって対応しているといいます。その一方で、ダッツくんは水が大好きなのだそう。
「とにかく、お水が大好きです! 私たちの言うことを聞いてくれないとき、『お水を飲む人は?』と声をかけると、すぐに聞いてくれるほどです(笑)」
初雪を楽しんでひとつ“おとな”になったダッツくん。また、たくさんの経験を積んで、さらに魅力あふれる“イケワン”になることでしょう。インスタグラム、YouTubeチャンネル「サモエドダッツのマイペースな暮らし」では、Xでは見られないユニークで愛らしいダッツくんを見ることができますよ。
◯取材協力:サモエドのダッツ(@samoyed_dazs)さん
(Hint-Pot編集部)