どうぶつ
「ねこは飼わないと怒っていた」父の17年後… 3匹のねこと「もはや一体化している」と話題に
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保護ねことの出会いは突然。戸惑いながらも救出し、少しずつ家族になっていったという飼い主さんも多いでしょう。X(ツイッター)では、当初、ねこと暮らすことに反対していた“お父さん”と、その足元に集まってくつろぐ3匹のねこの仲良しショットに多くの人が感動しています。投稿主のサユヤス(@SHAKEhizi_BSK)さんに詳しいお話を伺いました。
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「ねこは飼わない!」 断言していた“お父さん”が豹変
「ねこは飼わないと怒っていたジジイの現在」
そんな一言が添えられた写真には、足を伸ばして寝そべる“お父さん”の元に集まった3匹のねこが写っています。2匹は足の付け根の上と足の間に、もう1匹は右足の脇にぴったりとくっついています。
3匹のねこたちは、とても安心した様子。一方、“お父さん”は、両手を頭の後ろで組んだまま、されるがままです。この微笑ましい光景からは、よもや“お父さん”がねこと暮らすことに否定的だったとは想像できません。
この写真がXで公開されると、瞬く間に6.4万件以上の“いいね”が集まり、大反響を呼びました。リプライ(返信)には「お父さん世代ってね、実はとてもヌッコ様に弱いんですよ」「結局、こうなるよねぇw」「めちゃくちゃ好かれていますね」「見事にねこに懐柔されていますね」「もはやねこと一体化しているではないですか!www」など、さまざまな声が寄せられています。
始まりはシャケくんとの出会い ヒジキくんとビワくんを迎え3匹が家族に
サユヤスさんの実家には、3匹の元保護ねこが暮らしています。サバ白の男の子で17歳の「シャケ」くん、キジトラの男の子で14歳の「ヒジキ」くん、茶トラの男の子で11歳の「ビワ」くんです。
3匹の性格は、それぞれとても個性的。シャケくんは神経質、ヒジキくんはマイペース、ビワくんは甘えん坊ながら、ちょっぴり暴れん坊な一面もあります。
最初に保護したのは、シャケくんでした。生後2か月頃、公園でカラスに襲われているところを救出したそう。
ヒジキくんを保護したのは、生後3週間頃のこと。当時、サユヤスさんのアルバイト先にやって来たお客さんが連れて来たそうです。ビワくんは、生後1か月頃、サユヤスさんのお母さんの勤務先にある、倉庫で生まれたところを保護しました。
それぞれほかに“きょうだい”ねこがいましたが、幸い、みんな里親さんの元へ。あとに残されたシャケくん、ヒジキくん、ビワくんをサユヤスさんの実家で迎え入れました。
3匹の嗜好に合わせてごはんを用意する“お父さん”
当初“お父さん”は、ねこを飼うつもりはないと反対していたそうですが、子ねこのシャケくんたちと暮らし始めて1か月が過ぎる頃には、すっかり仲良しに。
「父はプライドが高いので、当時は何も言いませんでしたが、ジジイになった今は『めんこい(かわいい)』と素直に言うようになりました」
今では、シャケくんたちのごはん担当だという“お父さん”。「あいつはこれを食べない」「好き嫌いが多い」と言いながらも、工夫を凝らして準備をしているそうですよ。
「ねこたちの好みに合わせて、せっせとごはんを用意。小魚が入っているおやつは『喉に引っかかるといけない』と細かく砕くなど、献身的にお世話をしています(笑)」
サユヤスさんは、シャケくんたちと暮らすことを受け入れてくれた“お父さん”に、とても感謝していると話します。
シャケくんたちにとって“お父さん”は本当の親、また、“お父さん”にとってもシャケくんたちは本当の子どものような存在になっているようです。これからも家族みんなで、楽しく幸せな日々を過ごしてくださいね。
(Hint-Pot編集部)