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LA在住ナチュラリスト直伝 ファーマーズマーケットの楽しみ方と日本との違い
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日本では珍しいお店も顔を連ねる
ロサンゼルスのファーマーズで人気の、日本ではあまりなじみのないお店を少しご紹介しましょう。
まずは、「発芽豆屋さん」。いろんな豆を発芽させ、生の発芽状態で量り売りをしています。発芽させた豆は本来豆の持つ毒素も抜け、栄養価も高くなっているので、健康食品としてヒヨコ豆から大豆、レンズ豆など幅広く食事に取り入れられています。
そしてもうひとつ、種を発芽させてスプラウトを販売する「マイクログリーン屋さん」。日本でも栄養価が高く、栽培期間が短いことから注目を集めていますが、ここでは、日本のカイワレ大根のような姿で、ブロッコリーやアルファルファ、ひまわり、ケールやビーツなど、色とりどりのマイクログリーンがパレットに並びます。そしてお客さんの目の前で刈り取り、量り売りをしてくれます。
そのほかにも地元の漁師さんが獲ってきたばかりの、新鮮なお魚やムール貝、山を超えてやってきた農家さんが売る形の不揃いな果物や、朝摘みの野の花、一つひとつ形も色も違う新鮮な卵など普段スーパーでは見ることのできない個性豊かな食材や生活雑貨が並びます。
生産者の手から受け取る歪んだリンゴや虫食いの野菜たちは、特別おいしくて、昔この時期に柿の木に登って、熟した実を口いっぱい頬張った幼い頃の記憶が蘇ってきました。
(小田島 勢子)