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「好きな男の子に渡したいから作り方教えて!」 娘のリクエストに応えたパパ 泣きたくなる気持ちにエール続々

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

好きな男の子の子にチョコを渡したい娘。パパは…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
好きな男の子の子にチョコを渡したい娘。パパは…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 子どもの成長は親にとって幸せなことですが、ときにはドキッとしてしまうこともあるようです。小学1年生の娘さんからある相談を受けたという、パパの投稿がX(ツイッター)で話題に。泣きながらリクエストに応えたパパに、多くの人がエールを送っています。投稿者のケポ(@kepo_05110201)さんに詳しいお話を伺いました。

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娘からのリクエストに動揺… 手作りチョコに挑戦

「小1娘から『パパ! 好きな男の子に渡したいから作り方教えて!』て言われたので泣きながら一緒にチョコ作ってる」

 そんな哀愁漂うコメントとともに、Xで公開された一枚の写真。そこには、チョコレートを作る様子が収められています。投稿されたのは2月12日。どうやら、娘さんはバレンタインデー用のチョコレートを作りたかったようです。

 娘さんからの衝撃的なリクエスト。ケポさんは動揺を隠しつつ、溶かしたチョコレート、飾り用のアラザン、カラフルなチョコスプレーなどを用意しました。娘さんは2つのスプーンを器用に使って、小さなアルミカップの中にチョコレートを注ぎ入れています。

 真剣にチョコ作りに励む娘さんを、複雑な思いで見守るケポさん。投稿は反響を呼び、なんと15万件の“いいね”が集まりました。

 リプライ(返信)には、「そのままパパに渡してほしい」「愛情たっぷりのチョコ作り、素敵な思い出になりますね」「頑張れ……お父さん頑張れ!!」「それは悲しい気持ちでいっぱいになりますね 娘さんが大きくなって結婚するときが恐ろしい……」「複雑ですね~娘さんのお願いだからむげにはできなし。うちも突然好きな子ができたと言われたときに動揺したのを思い出しました」など、ケポさんに寄り添う声が続々と寄せられました。

ケポさんは2児のパパ 家族のなかで料理を担当

 ケポさんは、小学2年生の息子さんと小学1年生の娘さんを持つパパ。普段からケポさんが料理を担当しているため、今回のチョコ作りのサポートをお願いされたようです。

「もともと料理は嫌いではありませんでしたが、毎食作るようになったのは娘が産まれて少し経ってからです。2人の子どもたちの育児をしながら、共働きに移行する過程で、私がすべての料理を担当したほうが、妻のストレスを大きく軽減できるのを実感。自然とそうなっていきました」

 子どもたちが幼稚園に通っていた頃には、お弁当作りもしていたほど、料理には慣れているケポさんですが、お菓子作りはほぼ未経験。最近になって、少しずつお菓子も作るようになり、子どもたちと楽しくクッキーを作ることもあるそうです。

 しかし、今回のチョコを作る協同作業は、娘さんの成長を感じつつも、少し寂しい気持ちに。ケポさんは複雑な胸中を教えてくれました。

「仲良しの男の子がいることは知っていましたが、『好きな男の子』というワードに一瞬ドキッとしました。まだ1年生なのに……という思いもあり。ですが、その後一緒にチョコ作りをしていくにつれ、娘の成長と、貴重な時間を共にできることへの喜びを感じました。そのようなさまざまな思いを含めて、投稿では『泣きながら』と綴っています」

好きな男の子に渡したい…チョコレート作りに励むケポさんの娘さん【写真提供:ケポ(@kepo_05110201)さん】
好きな男の子に渡したい…チョコレート作りに励むケポさんの娘さん【写真提供:ケポ(@kepo_05110201)さん】

 娘さんと一緒に作ったのは、Xでもトレンドになった、いわゆる“平成女児チョコ”。板チョコを湯せんで溶かしてから生クリームと混ぜ、アルミカップに流し込みます。そこに飾りをトッピングした、平成育ちには少し懐かしくも、かわいらしいチョコレート。小学1年生の娘さんにも挑戦しやすく、オリジナルもしっかり出せます。

ドキドキのバレンタイン当日 まさかの事態が

 一生懸命、チョコレートを用意した娘さんの思いは届いたのでしょうか。ケポさんもドキドキしながら迎えたバレンタイン当日。なんと、娘さんは前日から発熱してしまいました。そのため、学校を欠席することになり、好きな男の子にチョコレートを渡すことができないという結果に……。

「学校を休まなければならないということに娘も泣いていました。私も悲しかったのですが、娘が悲しんでいたのは、チョコレートを渡せないことではなく、『楽しみにしていた給食メニューを食べられないこと』だったことにはほっこりしましたね(笑)」

 今年のバレンタインデーには、残念ながらチョコレートを渡すことはできませんでしたが、またいつか娘さんと一緒にバレンタインチョコを作るときには「応援したいと思います」。ケポさんはそう結びました。

(Hint-Pot編集部)