食
パスタ&サバ缶で失敗知らず! スペイン料理「フィデウア」でバレンタインデーのごはん
公開日: / 更新日:
スペインの名物「パエリア」は、日本でもよく知られた米料理。しかし、米をパスタに変えた「フィデウア(Fideua)」という料理をご存じでしょうか。この料理のポイントは、パスタを使うため米と違って火加減をあまり気にする必要がなく、時短&失敗知らずで作れること。サバ缶とシーフードミックスを使えば、材料費を抑えながらおいしくておしゃれな一品が完成します。
◇ ◇ ◇
サバ缶を汁ごと使って本格的なシーフード風味に
地中海を代表する料理であるパエリアは、たっぷりのシーフードを加え、その出汁で仕上げるのが定番です。しかし、見栄えのする大粒のシーフードには値が張るものも多いですよね。そこで「少しでも節約したい!」と、サバ缶+シーフードミックスのフィデウアを試してみたところ、とてもおいしくなりました。
本場では1.5~1.6ミリのやや細めのスパゲッティを細かく折って使いますが、今回はらせん状で味が染み込みやすいマカロニ「フジッリ」を使用。お好みで家にある他のパスタでもOKです。またサフランは手に入りにくいので、トマトケチャップできれいなオレンジに仕上げました。パエリア鍋はフライパンで代用可能です。
○サバ缶とフジッリのごちそうフィデウア
【材料】(2~3人前/直径27cmのパエリア鍋1台分)
マカロニ(フジッリ) 150g
アサリ入りのシーフードミックス 1袋(170g)
サバ缶(水煮) 1缶(190g)
赤ピーマン(またはパプリカ) 1個
ピーマン 2個
インゲン 5本
玉ネギ 1/2個
おろしニンニク(チューブ) 小さじ1
鷹の爪 少々
オリーブオイル 大さじ3~4
コンソメ(顆粒) 小さじ2
トマトケチャップ 大さじ3
水 300ml
黒コショウ 適宜
パプリカパウダー 適宜
【作り方】
1. 赤ピーマンとピーマン、玉ネギは粗めのみじん切りにする。インゲンはヘタを取り、4cmの長さにカットする
2. パエリア鍋にオリーブオイル、おろしニンニク、鷹の爪を入れて火にかける。香りが立ってきたらシーフードミックスを加え、水気が出るまで炒める
3. 2にコンソメを加えて、ひと煮たちさせる。鷹の爪が加熱で黒く変色してきた場合はここで取り除く
4. 1をすべて加えてひと混ぜしたら、水、サバ缶の煮汁、トマトケチャップを加える
5. 4が煮立ったらマカロニを加えて混ぜ合わせる。マカロニはしっかりとスープに浸るようにする。この時、インゲンやエビをきれいに並べておくと仕上がりに差が出る
6. 最後にサバ缶の中身をきれいに並べ、弱めの中火でフタをして約10分煮る。マカロニに火が通ったら火を止める
7. 黒コショウとパプリカパウダーを振って完成
黄色、緑、赤の鮮やかな彩りが食欲を誘い、白ワインにも日本酒にも合う味わいです。鍋のままテーブルに出せるので、洗い物も減らせます。サバ缶の代わりにオイルサーディンを使用してもOK。見栄えを重視するなら、殻付きの大きなエビを載せるのがおすすめです。
塩気が足りない場合は、仕上げに塩をごく少量振ってください。野菜やサバからしっかりと旨味が出るため、薄味でも十分においしいですよ。
(和栗 恵)