子どもは好奇心旺盛。目に映るものが何でも新鮮に見えて、つい手に取ってみたくなることもあるようです。X（ツイッター）では、洗面所に手を洗いに行ったはずの男の子が手にしていたものに注目が集まっています。様子を見に行ったパパが見た光景とは……。投稿者で男の子のお父さんの、金子雅也（@GALA_KANEKO）さんにお話を伺いました。

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手を洗うはずが…洗面所での出来事に仰天

「手を洗ってると思って覗きに行くとパパのコンタクトケースを洗ってくれていました。そしてコンタクトは流れて行きました」

　そんな驚きのコメントとともに公開された動画には、金子さんの息子さんの姿が。蛇口から勢いよく出る水で洗っていたのは、自分の手ではなく、なんとコンタクトレンズケースです。

　普段から、金子さんがケースを洗っているのを見ているのでしょうか。息子さんは、まるでどんなふうに洗えばいいのかをわかっているかのように、フタが開いたケースを中までしっかり丁寧に洗っています。しかし、中には金子さんのコンタクトレンズが……。

　息子さんのまさかの行動を収めた動画がX（ツイッター）に投稿されると、6.7万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には、「あー……うれしいのやら悲しいのやら」「めでたし、めでたし　ではなかったですね」「子どもあるあるだよね」「これは怒れない」「優しくて悲しい結末ですね」などの声が寄せられています。

息子さんはまだ2歳　知的好奇心が止まらない

　金子さんの息子さんは現在2歳11か月。人見知りなところもありますが、好奇心旺盛で、人の言動をよく見て、真似事から自分なりにやりたいと主張することもあるそう。

「気づいたら行動でかたちにしています。要領が良いというか、ずる賢いというか、そういうところもかわいいなと思いますね」

　この日も「おてて、洗う～」と言って、自ら踏み台を引きずり、洗面台へ向かった息子さん。しばらくしても戻ってこないので、金子さんが様子を見に行くと、慣れた手つきでケースを洗っているところでした。思わずスマホで撮影したという金子さん。息子さんがケースを洗っているのを見たのは初めてだったといいます。

「あの手つきはコロナ禍での手洗い習慣で身についたのかもしれません（笑）。パパやママがやっている家事が自分の使命だと思っているのか、たたんで収納してある洋服を全部取り出して洗濯ハンガーにかけ直したり、自分より背が高いスティック掃除機を振り回したりして、徹底的にお手伝いを楽しんでいます」

　家族の一員として、自分にできることは何でもやりたいというホスピタリティ精神にあふれた息子さん。ケースを洗っていたのも、息子さんなりの気づかいだったのかもしれませんね。

ケースを洗い終えた息子さん　きれいにできたことに満足

　金子さんによると、息子さんはケースをきれいに洗い終えた後、何事もなかったように水を止めて、満足げに手を拭いていたそうです。コンタクトが流れてしまったことにショックも怒りもまったくなく、息子さんの一連の手さばきに夢中になってしまったといいます。

「2ウィークタイプのコンタクトでしたが、フタをきちんとしめていなかった自分の不注意だったため、叱るつもりはありませんでした。『おててと何洗ったの？』と優しく聞いたら、『コンタクトぴかーんした』と言っていました。コンタクトがバイバイしちゃったことと、きれいに洗ってくれてありがとうと伝えてもポカーンと上の空という感じでしたが、息子の行動力のポテンシャルの高さにワクワクしました。なんでも全力で奇想天外の息子に完敗の日々です」

　どんどん成長していく息子さんとの毎日に新鮮さを感じるという金子さんは、老舗宝飾会社「GALA JEWELRY・g-Lab.」 に勤務。ジュエリーについての困り事などの相談にも対応しているそうです。また、宝石を身近に感じてもらうためのジュエリーエンターテインメント活動も。子どもや、宝石初心者の人でも楽しめるイベントも定期的に開催しています。

（Hint-Pot編集部）