カルチャー
韓国人母娘が驚いた函館のご当地料理 おいしすぎて2日で3回「韓国にはない味」
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海外から日本にやってくる観光客数で、国別最多となっているのが韓国人です。2月の旧正月に合わせて北海道を訪れた韓国人の母と娘は、函館でとんでもなくおいしい料理を堪能し、2日で3回もその店を訪れたといいます。親子が経験したご当地料理とは和食ではありません。「韓国にはない味。どうしてこんなにおいしいのだろう!」とその料理に虜になった親子に詳細を聞きました。
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見逃した「世界三大夜景」 雪で外出ためらう
函館の夜景が「世界三大夜景」の1つであることは北海道を訪れる前から聞いていた韓国人の母(65歳)と娘(34歳)。しかし、ホテルに宿泊した夜は吹雪に近い荒天で外を歩くのは危険でした。ホテルに到着すると部屋の中から外を眺めるばかり。やがて部屋の電気を消して眠ってしまいました。
翌朝、目が覚めると外は雪で真っ白。その時、気が付きました。絶景が見られる坂道のスポットがすぐ近くだったことを。母親は「こんなに近いのなら昨晩、外に出て見ておくべきだったわ。なんでもっと早く気が付かなかったの!」。激怒する母に長女のユジンさんは「だって昨日の夜はすごい雪だったから『外出したくない』って言っていたじゃないの!」。親子の応酬はしばらく続きましたが、気をとりなおして函館山のそのスポットまで出かけて見ると、函館を見渡せるスペクタクルな光景が広がっていました。母親は大喜びで親子に笑顔が戻りました。
昼間に函館市街を散策することに。空腹を覚えた親子が向かったのはご当地ハンバーガー店の「函館ラッキーピエロ」。ラッキーチーズバーガー、トンカツバーガー、チャイニーズチキンバーガー、函館山ハンバーガー、スペシャル生ベーコンエッグバーガーなど珍しい名前のオリジナル商品が食べられます。親子が食べたのは人気ナンバーワンの「チャイニーズチキンバーガー」(税込462円)。高さ14センチ、幅11センチというボリューム満点の人気商品です。
「以前から函館に行ったら絶対に食べたい、と思っていたほど韓国でも有名なお店です。チャイニーズチキンバーガーはチキンが甘くてジューシーでしかも柔らか。日本で食べたハンバーガーの中でも1番のおいしさでした。母も気に入ってくれて滞在した2日間で3回もこの店に来てしまいました」。
函館に着いた日の夕食はラッキーピエロベイエリア本店でチャイニーズチキンカレー1つ、チャイニーズチキンバーガーセット1つ(オリジナルラキポテ、烏龍茶付)、夕食終了後にはラッキーピエロマリーナ末広店でキャラメルナッツシルク1つ、カフェラテ1つを注文。「お店から見える海の夜景がキレイで、ここでデザートとドリンクを注文しました。カフェラテがおいしかったしソフトは最高でした。やっぱり北海道の牛乳がおいしいからかもしれませんね」。
翌日のランチもマリーナ末広店にでかけ、チャイニーズチキンバーガー2つ、カフェラテ1つ、ミルクシェイク1つを注文。「どうしてもチャイニーズチキンバーガーがもう1度食べたくて、また行きました。この時はセットではなく単品でバーガーと飲み物を注文しました。昨晩食べたセットの烏龍茶とバーガーは私の口には合わなくて」とユジンさん。
世界に誇る「100万ドルの夜景」は惜しくも見逃してしまった韓国人親子でしたが、絶品のご当地ハンバーガーを見逃すことはありませんでした。お腹も旅心もすっかり満たされたようです。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)