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引っ越しを楽ちんに バラつくものや汚したくない物をまとめるのに便利 プロがおすすめするアイテムとは
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教えてくれた人:伊藤 まき
時間がかかる引越しの荷造り。少しでも短い時間で済ませたいですよね。そんなときは便利アイテムを使うのがおすすめ。整理収納アドバイザーの伊藤まきさんに、コツをお聞きしました。長さのある物や、割れやすい物を梱包するときは、ホームセンターや100円ショップで手に入るストレッチラップを使いましょう。
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梱包用のラップが、荷づくりの強い味方になる
スチールラックの脚などの長いものや、割れ物を梱包するときに便利なのが、「ストレッチラップ」です。束ねるラップ、ストレッチフィルムなど呼び方はさまざま。サランラップより強度が高く、くるくると物に巻いて結束・固定するフィルムです。
昔は業務用品の店でしか買えませんでしたが、最近はホームセンターでも見かけるように。100円ショップでも「梱包フィルム」という品名で売られていますが、こちらは容量が少なくサイズも小さめなので、ホームセンターでの購入をおすすめします。
おすすめの梱包方法4つを紹介します。
○ラックの脚など長いもの
解体したスチールラックの足など、長くて複数あるものをまとめたいときは、まずは天と地にエアパッキンや段ボール紙を巻き、中央部を養生テープで押さえる。その後、ストレッチラップでぐるぐると全体を巻けば、中身も周囲も傷つけずに持ち運ぶことができる。
○空き箱を捨ててしまった家電
家電の天地の角を守るように、段ボール(スーパーマーケットなどでもらってきたものでOK)でカバーし、養生テープで固定する。電源コードは束ねてから養生テープで本体に貼り付ける。全体をストレッチラップで巻いて固定する。
○CDや古書などばらつく、かさばるもの
靴箱や、プラスチック製の収納ケースに入れたCD・DVDなど、わざわざ段ボールに入れなくてもいいけれど、まとめておいたほうが持ち運びの楽なものも、ストレッチラップでまとめると◎。傷をつけたくない古書なども、汚れを気にすることなく運ぶことができるのでおすすめ。また、形が不揃いなばらつくものは、70リットルのゴミ袋にまとめてからストレッチラップを巻くと、コンパクトにまとめることができる。
○シーリングライト
割れやすい物を梱包するときも、ストレッチラップが活躍。シーリングライトより、ひとまわり大きいサイズにカットした段ボールで本体の上下を挟み込む。左右に動かないよう養生テープで留めたら、段ボールごとストレッチラップで巻く(電球は必ず取り外すこと)。
ストレッチラップの活用法はとても幅広いので、1本用意しておくととても便利。新聞や段ボールをまとめたり、荷物の発送時に浸かったりと、引っ越しだけでなく日常生活でも役立ちますよ。
(和栗 恵)