カルチャー
「日本の漫画は、本当に愛されているよ」 一人旅中のフランス人男性 注目した新スポットとは
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日本文化の代表格となっているアニメや漫画。とくに、フランスでは旧作漫画の人気が再燃するなど、ますます関心が高まっているようです。日本で一人旅を満喫していたフランス人男性は、アニメや漫画文化が身近に体験できる、東京・池袋に誕生した新スポットを訪問。その感動を教えてくれました。
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フランスで根強い人気がある「NARUTO」
日本に次いで、漫画大国となっているフランス。日本文化の総合博覧会である「ジャパン エキスポ」の来場者数が、2022年、23年と過去最高を更新するなど、日本カルチャーへの関心は高まり続けています。
気ままな一人旅が好きだという、フランス人フィットネストレーナーのロミュアルドさんも、日本の漫画ファン。「NARUTO -ナルト-」や「進撃の巨人」、「ONE PIECE」、「ドラゴンボール」など、大人気漫画は一通り読破しているそう。なかでも、一番好きなのは「鋼の錬金術師」だといいます。
そんなロミュアルドさんが訪れたのは、東京・池袋で昨年10月末にオープンしたばかりの「アニメ東京ステーション」。「過去の名作や最新の人気作品に出会うアニメの世界への出発点」として、日本人はもちろんのこと、訪日外国人観光客も楽しめる施設です。
「日本の漫画は、フランスで本当に愛されているよ。アニメ東京ステーションでは、『NARUTO』の企画展示(1月28日で終了)が素晴らしかった! 実物大の九喇嘛(くらま)がいたよ!」
「NARUTO -ナルト-」の1巻がフランスで発売されたのは2002年のこと。なぜ今でも根強い人気があるのか、不思議に思う人もいるかもしれません。実は、Netfrixなどでのアニメ配信がきっかけで人気が再燃。コロナ禍の2020年にはフランスでコミックの売り上げが激増しました。
配信プラットフォームの進化により、アニメを入り口にして、日本のカルチャーに興味を持つ外国人はこれからも増え続けそうです。
2月末まで日本に滞在する予定だというロミュアルドさん。池袋の次には、横浜へ行き街並みを楽しみたいと、期待に胸を膨らませていました。
(Hint-Pot編集部)