バスや電車、飛行機など、日本の生活に欠かせない公共交通機関。普段なにげなく利用していますが、その正確さや安全性などは世界で高い評価を得ています。チリから日本にやってきたという2人組も、初めて利用したある乗り物にすっかり心酔していました。

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チリから38時間かけて移動　日本文化を楽しみに訪日

　日本のほぼ裏側に位置するチリから、初めて日本を訪れたというイグナシオさんとガブリエルさん。18日間の滞在予定で東京、大阪、広島などをめぐっています。2人とも、日本の文化などに触れることが目的だそう。

「僕は『鋼の錬金術師』が好きで、イグナシオは『エヴァンゲリオン』が好き。アニメが好きなのもあるんだけど、それだけではなくて、日本の文化や一般的なものにも興味があるから日本に来たんだ」

　日本は東西に延びる細長い国ですが、2人の出身であるチリは南米大陸の西側、太平洋に沿って南北約4300キロメートルにもわたって延びる細長い国。ただ、国土面積は日本のおよそ倍という大きな国です。

　チリから日本までの距離は約1万7000キロメートル。飛行機で直行便がなく、どこかを経由してこなければならず、2人はカナダでトランジットをしたそうです。「日本に到着するまで38時間もかかったんだよ！」と、ガブリエルさんは笑います。

「素晴らしい乗り物！」　日本旅行中に新幹線を利用

　長い時間をかけて、やっと日本に到着した2人。旅行中には楽しみにしていることがあるそうです。

「新幹線が大好き。素晴らしい乗り物だよ。チリの電車と比べて時間通りだし、なんといっても揺れないよ！」

　路線や区間によって速度は異なりますが、新幹線は車内で食事を楽しんだり、睡眠を取ったり、車内を自由に歩いたりできるほど快適。また、横揺れを抑える装置が導入されていたり、座席には長時間座っても疲れにくい工夫が施されたりしています。さらに、コンセントやWi-Fiサービスなども完備され、充実を極めた、日本が世界に誇る乗り物です。

「明日は京都に向かう予定なんだ。新幹線でね！」とイグナシオさんは嬉しそうに話します。ほかにも、移動ではバスなども多く利用しているそう。ぜひ滞在期間中にさまざまな乗り物を使って、旅を満喫してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）