カルチャー
「もう戻れません!」 人気急上昇の外国人俳優が日本では当たり前の生活に心酔したワケ
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タイで人気のBL(ボーイズラブ)ドラマに出演して世界的に注目を集めているパース・ナクンさんは、昨年から日本での芸能活動も本格的にスタート。日本のドラマやテレビ番組に次々と出演し、人気急上昇中の注目俳優です。オーストラリア出身ながらタイの芸能界でデビューし、さらに日本へ活躍の場を広げて3か国語を操るトリリンガルでもあるパースさんに、日本の魅力について伺いました。
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初めて日本に来たのは2019年 そのときの印象とは
オーストラリア人の父とタイ人の母の間に生まれたパースさんは、オーストラリアで生まれ育ちましたが、2014年にタイで芸能活動をスタートしました。タイ大手企業のCM、タイの人気BLドラマ「My Engineer」や「Kinn Porsche The Series」などに出演すると、一躍スターの座に。インスタグラムのフォロワー102万人をはじめ、X(ツイッター)やYouTubeなどSNSの全フォロワー数を合わせると、217万超えに。国境を越えて人気を集めています。
そんなパースさんが初めて日本を訪れたのは2019年。そのときの日本の印象を印象を聞くと、意外な答えが返ってきました。
「東京に来たんですが、いろいろなところにアクセスしやすくて、住みやすそうな街だなと思いました。電車もたくさんありますが、僕は散歩するのが好きなので、とくに歩道が素敵だなって。日本の歩道は広くて、人も歩けるし自転車も走れるし、気持ちよく歩けるなと思ったんです。タイの歩道は場所によってはすれ違うのがやっとのところとかあるし、オーストラリアは人がこんなに多くないので……(笑)」
来日頻度が増えた今、日本での生活で驚くこととは
流暢な日本語で語ってくれたパースさんは、2023年に日本での芸能活動を本格的にスタート。「ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stage」をはじめ、現在は「パティスリーMON」(テレビ東京)に出演中です。活躍の幅が広くなるに伴って、来日頻度も増えて滞在期間も長くなりましたが、日本での生活ではまだまだ驚くべきことがたくさんあるようです。
「すごい安全な国だなって思います。ご両親が付き添わなくてもとても小さな子どもたちが朝から1人で学校に通ってたりするじゃないですか。海外ではあり得ないんですよね、危なさすぎて」
日本では電車やバスなどでランドセルを背負った子どもを目にする場面もありますが、パースさんが生活をしてきたオーストラリアやタイでは見かけない光景のようです。
日本のトイレにまつわる環境を大絶賛!
また、私たちの生活から切っても切り離せない、トイレ環境にも驚いたのだといいます。
「日本は衛生面でも全然違うと感じます。誰でも使うような公衆トイレもとてもきれい。タイは結構大変です(笑)。あと日本のトイレはシャワー機能もついているし、座るところが温かいですよね。海外だと全部冷たいので、そんな生活にはもう戻れません!」
オーストラリアではシャワー機能はついておらず、タイではトイレの横に「ウォーターガン」と言われるホースが付いており、手動で洗浄することが多いそうです。
世界的なブームを起こしたタイBLドラマで、一躍スターの座に駆け上がったパースさん。気さくで親しみやすい笑顔や物腰の柔らかさが魅力です。すでに日本でもファンクラブが結成されており、これからの活躍にますます目が離せなくなりそうですね。
1994年オーストラリア生まれ。2014年からタイでの芸能活動を開始。母国語の英語に加え、タイ語と日本語を操るトリリンガル。「ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stage」に出演するなど、2023年に日本での芸能活動を本格的にスタートした。タイの人気俳優らが参加するデジタルサービス「BOYS MEETING from Thailand」でファン向けブラウザゲームに3月から登場予定。
(Hint-Pot編集部)