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ビニール袋に入れた重い荷物が楽に運べる 警視庁おすすめの裏ワザ 実際にやってみたら驚きの結果に
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重いものをビニール袋に入れて運び、手のひらや手首が痛くなった経験がある人は多いでしょう。普段であればカートや車を使うなど、工夫ができるかもしれません。しかし、災害などで断水し、給水ステーションなどの給水拠点から限られた物資を使い、何回も水を運ばなければいけない状況になる場合もあります。防災情報を発信している警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)は、そうしたときにたった1つのアイテムで負担が軽減する運搬方法を紹介し、反響を呼びました。そこで、実際にどれほど効果が感じられるのか試してみました。
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福島県警から警視庁へ研修にきた警察官が紹介した方法とは
今年1月に発生した能登半島地震では、広範囲で断水が発生。2月末時点の現在でも、通水が再開していない地域があります。水は生きるのに欠かせません。このように長期間、断水が続くことも想定し、なるべく負担がかからない運搬方法を知っておきたいものです。
参考にした投稿は、福島県警から警視庁に研修で訪れているという警察官が2023年8月に紹介したテクニックです。その警察官は16歳のときに東日本大震災で被災し、配給される水などを手提げ袋に入れて、連日持ち帰った経験があるといいます。
そのとき、重さで持ち手部分が手首に食い込み、激しい痛みを感じました。その実体験を基に「手ぬぐいを活用した荷物の運び方」を考えたそうです。
普通の運搬方法では
比較のため、2リットルのペットボトル6本を入れた、持ち手付きのビニール袋を用意しました。自宅から100メートルを往復し、計200メートルを運搬します。
まずは、ビニール袋の持ち手を手で直接掴んで運びます。持ち上げた瞬間から、ビニール袋が手のひらに食い込み、強い痛みを感じました。
あまりに手が痛かったため、早い段階でギブアップに。1分間持ち続けることすら難しかったです。
さらに、ビニール袋の持ち手はかなり伸びて細くなってしまいました。細くなった分、余計に手のひらに食い込んで痛さが増し、持ち運ぶのが難しくなった印象です。
ビニール袋を持った手は、取っ手が食い込んで指が赤くなり、跡がついてしまいました。この方法では、手などにかなりの負担がかかってしまいます。