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「指輪でもくれるのかと思ったら…」夫が食事中に取り出した箱、想像超えた中身に驚がく「新しい愛の形!」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

食事中に見せてきた箱の中身が話題に【写真提供:長瀬まぐま(@nagase_h)さん】
食事中に見せてきた箱の中身が話題に【写真提供:長瀬まぐま(@nagase_h)さん】

 仕事が終わり、夫婦でお酒を飲む時間が至福、といった方も多いのではないのでしょうか。日頃の疲れを癒やし、明日に向けての英気を養う瞬間は非常に尊いものです。その時、一緒にサプライズでプレゼントを渡されたら…? うれしさで日頃の疲れがふっとんでしまうかもしれません。しかし、想像と全く違うものを渡された女性がSNSで話題になっています。当時の詳しい状況と経緯について聞きました。

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約4億年前に出現したとされている「化石の王様」

「夫が店でおもむろに箱を取り出したから指輪でもくれるのかと思ったらアンモナイトだった」とX(ツイッター)に投稿された写真。アイボリーのおしゃれな箱を持つ男性の姿が写っています。中に入っているのはアクセサリーでしょうか。期待して箱を開けると…そこにあったのはアンモナイト。想像を大きく上回る逸品に驚きです。

 投稿者はエッセイストとして活動している長瀬まぐま(@nagase_h)さん。写真に写っているのは夫で、出会って5年、結婚して3年になるといいます。「その日、別行動していた夫と集合し、お店でビールを飲もうとしたところ、夫がリュックからごそごそと何かを取り出し、なんだろうと思っていると、指輪が入っていそうなサイズの箱からアンモナイトが出てきました。紀伊國屋新宿本店の1階に化石の売り場があり、そこで購入したそうです」と当時の経緯について教えてくれました。

 アンモナイトは約4億年前に出現したとされ、「化石の王様」と呼ばれています。「このアンモナイトは『プレウロセラス』という種類で、産地はドイツとのことです」と詳細について教えてくれた長瀬さん。普通であれば戸惑ってしまいそうなこのシチュエーションですが、意外にも驚くことはなかったそうです。その理由とは?

「アンモナイト自体は古生物学者である夫の職業柄、私も見慣れているんです。ただ、割とむき出し状態で見せられることが多いので、今回は指輪みたいな大きさの箱に入っていたのが面白かったです」。8日には書籍『アンモナイト学入門』を発売したという夫の渡し方に思わず笑ってしまったようです。

 これまで多くのアンモナイトを見てきているであろう夫が、わざわざ購入して長瀬さんに見せたかったのは、この化石がとある“秘密”を持っていたから。「種類としてはそんなに珍しくないそうですが、こちらの個体は生きていた頃のけがの痕跡が残っており、それが比較的珍しいことなので購入したそうです」と告白。

 続けて「私がアンモナイトを少し眺めてすぐ箱に戻そうとしたら、『もっとよく見て! ほらここ! けがしてるでしょ!』と力説され、アンモナイトのけがをしっかり見せられました」とクスッとする夫婦の会話を明かしました。

 この投稿には「新しい愛の形!」「ダイアモンドよりアンモナイトだね」「むかしのジャンプ漫画であったハズ」「そしてキツい一言『おもんないと』」「私はこの感じで父にへその緒を見せられたことがあります」など、さまざまなコメントが相次いで寄せられていました。

 長瀬さんは「プレゼントがアンモナイトだった、というふうに伝わってしまったようですが、実際は夫が研究用に新しく買ったものを自慢されただけでした。しかし、『アンモナイト欲しい!』『指輪よりうれしいかも』との声が多く、皆さん思った以上にアンモナイトに好印象を持っているのだなとうれしく思いました」と反響の感想を語りました。

 来月迎えるホワイトデー。バレンタインデーのお返しに迷っている人は参考にしてみては!?。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)