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藤井聡太八冠を勝利に導いた“勝負飯” 棋王戦第3局 新潟で食べたものとは
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とても珍しい「持将棋(じしょうぎ)」で幕を開けた将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第3局が3日、新潟県新潟市の新潟グランドホテルで行われました。「棋王」初防衛がかかる藤井聡太八冠と、タイトル初奪取を目指す伊藤匠七段の同学年対決。第3局は藤井八冠の連勝となり、防衛に王手をかけました。第3局の“勝負飯”を振り返ってみましょう。
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ピンクとグリーン ひな祭りカラーが話題に
毎回大きな注目を集める、タイトル戦の“勝負飯”。今回のおやつは、「黒ごまプリン」「杏仁とうふ」「さくらのモンブラン」「苺のショートケーキ」「苺とピスタチオのガトー」「オアシス」「苺のレアチーズ」の7種類の中から選ばれました。
午前のおやつで藤井八冠は、「苺とピスタチオのガトー」と「アイスカフェオレ」を注文。対局が行われたのが3月3日とあって、ひな祭りを彷彿とさせるケーキがSNSで話題になりました。ピンク色のイチゴクリームと、ライトグリーンのピスタチオクリームが層になった、春爛漫のカラーリングが目を引きます。トップには、大きなイチゴがトッピングされていました。
一方、伊藤七段は「苺のレアチーズケーキ」と「アイスティー」をチョイス。旬のイチゴを贅沢に使っており、甘酸っぱいレアチーズ生地とのマリアージュが楽しめる一品です。
藤井八冠は中華を 伊藤七段は和食をチョイス
第2局の昼食では同じメニューを注文していたふたり。藤井八冠は今回、「慶楽味わいランチ」と「ウーロン茶(冷)」を選びました。新潟グランドホテル内の中華レストラン慶楽が提供。日本海のおいしい海鮮や、地元野菜をふんだんに使用しています。
メインのエビチリのほか、海鮮がたっぷりのったサラダ、春巻き、シュウマイ、バンバンジー、クラゲの冷菜、中華スープ、それにデザートと大満足なセットですが、慶楽の特徴であるヘルシーな味付けでぺろりと食べられてしまいそうです。
対して、伊藤七段は和食をオーダー。新潟の郷土料理屋地酒が楽しめる、同ホテルの日本料理レストラン「静香庵」が手がけました。「海の幸重」は、10種類以上のネタがのった豪華な海鮮重。そこに小鉢や茶わん蒸し、香の物、みそ汁が添えられ、ボリューム満点です。飲み物は「緑茶(温)」を選びました。
午後のおやつは両者ともに「黒ごまプリン」
一進一退の攻防が続くなか迎えた午後のおやつ。両者ともに「黒ごまプリン」を楽しみました。香り豊かな黒ゴマプリンの上にはクリームがたっぷり。その上には、黒ゴマと金箔が盛り付けられた上品な見た目です。飲み物に藤井八冠は「アイスレモンティー」を、伊藤七段は「アイスティー」を注文しています。
第3局は伊藤七段がリードする場面があったものの、終盤は藤井八冠が攻め続け勝利を収めました。第4局は、3月17日(日)に栃木県日光市の「日光きぬ川ホテル三日月」で行われる予定。藤井八冠が3勝目を挙げて、ストレート勝ちで防衛に成功するのか、それとも伊藤七段が一矢報いることができるのか、注目が集まります。
(Hint-Pot編集部)